[春秋要約170521]経済状況は異なるがマクリ大統領と安倍首相は会談で、良薬はないかと思っただろう。<39文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/5/21付 「世界には4種類の国がある。先進国と途上国、そして日本とアルゼンチンだ」。1971年のノーベル経済学賞を受賞したサイモン・クズネッツは60年代、こんなジョークを口にしたそう...
No time like the present!!
2017/5/21付 「世界には4種類の国がある。先進国と途上国、そして日本とアルゼンチンだ」。1971年のノーベル経済学賞を受賞したサイモン・クズネッツは60年代、こんなジョークを口にしたそう...
2017/5/20付 東京・六本木の国立新美術館で22日まで開かれている草間彌生展がにぎわっている。平日の昼にもかかわらず、まず外の入場券売り場で30分前後。展示室入り口でもほぼ同程度。2回の行...
2017/5/17付 「南太平洋の十字路」と呼ばれるフィジー。10年ほど前、地元の人に乗せてもらい、島内を車で走ったことがある。街を抜ければ人家もまばら。信号も対向車も見かけない。ところが小学校...
2017/5/16付 神経の病気は怖い。たとえば、耳の奥の方でウイルスが増殖した場合だ。聞こえ方が悪くなり、口やまぶたも、うまく動かなくなる。歩くとふらつき味にも鈍感に。症状が次々に広がるのは、...
2017/5/15付 別に聞き耳を立てているわけではないけれど街角で、車中で、酒場で、ひと様の会話に、思わず引き込まれてしまうことがある。最近、「ヘアドネーション」という言葉に出合った。医療用か...
2017/5/14付 連休中、神戸の地下街でカフェを探した。紫煙をくゆらす客がいる店はすいている。逆にドアに禁煙マークがある所は女性を中心ににぎわっていた。平日だったりすると各店の客層や入りは違...
2017/5/13付 さきごろ華々しく開業した「GINZA SIX」は、いま東京で人がいちばん集まる場所だろう。銀座で最大という商業施設だが、その広いフロアも客でぎっしり。ラッシュアワーの雑踏み...
2017/5/9付 20世紀も終わりに近づいたころ、日本とフランスの間に緊張感がただよったことがある。南太平洋でフランスが核実験を繰り返したため、わが国の対仏世論が硬化したのである。フランスは核...
2017/5/6付 日本画家、鏑木清方さんが愛した花の一つがアジサイだ。昭和11年に発表した随筆に、その原点を記している。幼い頃、東京・築地の外国人居留地に並ぶ家々の生け垣に、この花をよく見た。...
2017/5/5付 吉村昭さんが残したエッセー「東京の下町」は、一冊まるごと、昭和戦前期の子どもたちの生活誌である。夏祭りの興奮、ベイゴマ遊び、町内にいくつもあった映画館の匂い……。都心からそう...
2017/5/4付 「人体冷えて東北白い花盛り」。金子兜太さんの句は、様々なイメージを喚起する。白い花はサクラか5月のリンゴか。「人体」という言葉には、生と死を包摂する響きがある。半世紀も前の作...
2017/5/2付 「でもしか教師」という言葉が、かつてあった。戦後復興から高度成長期にかけて、教員の数が足りないため大量採用が続き、さほど苦労せずに小中学校の先生になることができた時代の話だ。...
2017/4/30付 ヤマト運輸のクロネコのマークにはひな型がある。米国のトラック輸送会社、アライド・ヴァン・ラインズ社が使っていた三毛猫の親子のマークだ。1957年、両社が業務提携したときに、...
2017/4/29付 25年前の4月25日。ミュージシャンの尾崎豊さん急死の報が流れたのは土曜日の午後だった。ひよっこ記者として、東京都足立区の警視庁千住警察署に駆けつけた記憶は今も鮮明である。...
2017/4/28付 2年前に芥川賞を受けたタレント、又吉直樹さんの第2作「劇場」を読もうと、文芸誌「新潮」4月号を手に取った。原稿用紙約300枚の長編恋愛小説を堪能した。同じ号に大城立裕さんの...
2017/4/27付 政治家の失言にはいろいろなパターンがある。ウケをねらって口を滑らせる脱線型、持論に固執する確信犯型、野党やマスコミの追及に逆ギレする興奮型……。その昔には「自分は侠客(きょ...
2017/4/25付 夢のない21世紀を終わらせ、未来が信じられた高度成長期の日本に戻そうと企(たくら)む秘密組織が、大阪万博の会場を再現する。すると大人たちは懐かしさにすっかり心奪われてしまい...
2017/4/24付 学芸員は観光振興のがん――。ある大臣の発言が2つの面で波紋を呼んでいる。まずは学芸員の役割を巡る独自の見解だが、これは当の学芸員の方々も交え、大いに議論すればいい。気になる...
2017/4/22付 高松港から東へ8キロ。瀬戸内海の美しい小島に国立療養所「大島青松園」がある。半世紀近い施設での日々を短歌でつづる元ハンセン病患者の男性をかつて訪ねた。望郷、同じ病の女性との...
2017/4/20付 東京都内で会社を経営する男性に聞いた話だ。ある画家に油彩で肖像を描いてもらった。絵が完成するまでの間に不思議なことが起きたという。画布にはまず、祖父にそっくりな人が浮かび上...