[春秋要約170831]きょうは食卓を囲んで世代を超えた共通の話題の宿題について語り合ったらどうだろう。<40文字> #sjdis #sjyouyaku

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2017/8/31付

北国などではすでに学校の夏休みが終わり新学期が始まった。学力向上のため夏休みを短縮する動きもあると聞くが、多くは9月1日が始業式。きょうが宿題の追い込み最終日、という子供もいるだろう。遠い日の無計画な自分を思えば大人も無関心ではいられまい
▼「音より速い飛行機ができても四季と宿題はなくならない」。1966年に刊行された児童文学者、古田足日(たるひ)さんの名作「宿題ひきうけ株式会社」の一節だ。小学5年生のタケシは、「宿題のあるかぎり、この会社ははんじょうするぞ」ともくろむ。が、先生にばれて解散。昭和の子なら本書を手に取った人も多かろう
▼タケシの卓見というべきか。フリーマーケットアプリで「宿題」と検索すると多数の出品に驚く。大学生の小遣い稼ぎなのか。「銀河鉄道の夜」の感想文原稿用紙5枚で888円「税に関する作文」は3枚333円。夏休みの新聞36日分や、牛乳パック、トイレットペーパーの芯など、日記や工作の素材の出品も目立つ
▼半世紀も前の古田さんの作品は、宿題を通じて学ぶこと、働くことの意味を問い、今も色あせない宿題は世代を超えた共通の話題かもしれない。まさかスマートフォンで課題の完成品を買ったりしてないよね。学齢期の子や孫を持つかつての少年少女。きょうは食卓を囲んで去りし夏の思い出を語り合ったらどうだろう

要約

[297/300文字]
多くは9月1日が始業式。
きょうが宿題の追い込み最終日、という子供もいるだろう。

1966年に刊行された古田足日さんの「宿題ひきうけ株式会社」では、小学5年生のタケシが、「宿題のあるかぎり、この会社ははんじょうするぞ」ともくろむ。
が、先生にばれて解散。

タケシの卓見というべきか。
フリーマーケットアプリで「宿題」と検索すると多数の出品に驚く。
感想文や作文、夏休みの新聞や、牛乳パック、トイレットペーパーの芯など、日記や工作の素材の出品も目立つ。

半世紀も前の古田さんの作品は、宿題を通じて学ぶこと、働くことの意味を問い、今も色あせない。
宿題は世代を超えた共通の話題かもしれない。
学齢期の子や孫を持つかつての少年少女。
きょうは去りし夏の思い出を語り合ったらどうだろう。

[196/200文字]
多くは9月1日が始業式。
きょうが宿題の追い込み最終日、という子供もいるだろう。

1966年に刊行された古田足日さんの「宿題ひきうけ株式会社」のように、フリーマーケットアプリで「宿題」と検索すると多数の出品に驚く。

半世紀も前の古田さんの作品は、宿題を通じて学ぶこと、働くことの意味を問い、今も色あせない。
宿題は世代を超えた共通の話題かもしれない。
学齢期の子や孫を持つかつての少年少女。
きょうは去りし夏の思い出を語り合ったらどうだろう。