[春秋要約170210]罪悪をいとうバッハに共感した野村胡堂の書く活劇からは心を洗う調べが聴こえてくる。<40文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/2/10付 エィッと、悪いやつらに銭が飛ぶ。江戸のヒーロー、銭形平次親分の得意技だ。生みの親の野村胡堂は、大のクラシック音楽好きでもあった。40年間に集めたレコードが1万数千枚。重さで...
No time like the present!!
2017/2/10付 エィッと、悪いやつらに銭が飛ぶ。江戸のヒーロー、銭形平次親分の得意技だ。生みの親の野村胡堂は、大のクラシック音楽好きでもあった。40年間に集めたレコードが1万数千枚。重さで...
2017/2/1付 日本で働く外国人労働者が初めて100万人を超えたそうだ。飲食店などでさまざまな国から来た従業員に出会うから実感のある数字だが、多くの人が「勝手口」から入っている。裏口ではない...
2017/1/21付 1920年代に米大統領だったハーディングとクーリッジは総じて評判が良くない。ある史家は「史上最低」とまで書く。前者は在任中に急死後、取り巻きによる汚職が発覚した。後者に目立...
2017/1/11付 ウィリアム・シェークスピアはちゃめっ気があった。ある時、王役の人気俳優がファンと密会の約束をするのを盗み聞いた。なりすまし先回りする。本人が来ると「(英王室の開祖)ウィリア...
2017/1/10付 2011年から12年、本紙に連載された安部龍太郎さんの小説「等伯」の終盤は、何度読んでも心が揺さぶられる。絵師の長谷川等伯が首をかけて豊臣秀吉のために描いた水墨画「松林図屏...
2017/1/3付 今年秋に完成した後は、おそらく人気スポットになるであろう施設の建設が進んでいる。場所は東京都内にある閑静な住宅街の一画。作家の夏目漱石が晩年に住んだ家の跡に新宿区が記念館を建...
2016/12/25付 15世紀イタリアの画家、ボッティチェリの「聖母子」。青いマント姿のマリアは、わが子の未来の運命を思ってか伏し目がちだ。抱かれたイエスは振り返るように母を見上げている。表情...
2016/12/20付 報告義務ナシ、返済不要。ただし基金に拠出したのが誰かは絶対に教えない。かつてこんなユニークな奨学金制度があった。運営する財団は約20年にわたり理工系の若手研究者1735人...
2016/12/18付 東京の下町。うまい魚と日本酒を出す居酒屋で独酌を楽しんでいたら、カウンターの隣の席に座ったおやじが紫煙をくゆらし始めた。料理にも手をつけずプカリ、プカリ。本人はご満悦の体...
2016/12/13付 ことし2016年をあらわす漢字は「苦」だそうだ。もちろん日本ではなく台湾での話。文芸支援団体の「代表字大選」というイベントで選ばれた。きのう清水寺で発表された「金」とは対...
2016/12/11付 多楽(たらく)島――と聞いても、ピンとくる人はほとんどいないだろう。北海道の納沙布岬から45キロ。歯舞群島のいちばん北にある小島である。面積12平方キロ弱というから、東京...
2016/12/7付 「日本も、けさから、ちがう日本になったのだ」。太宰治の短編「十二月八日」の一節である。作家の妻がしたためた日記の形で開戦の一日を描く。配給の酒を受け取り、女児と銭湯につかる...
2016/12/6付 歌人・斎藤茂吉は感情の人である。気分の波が大きい。並外れて、せっかちだった。すぐに癇癪(かんしゃく)をおこし、激怒した。人一倍、好奇心も強かった。戦前、精神科医として欧州に...
2016/12/2付 おおよそ10年前のことだ。ロシアの情報機関の元職員だったアレクサンドル・リトビネンコ氏が、亡命先の英国で暗殺された。プーチン政権は否定しているけれど、ロシアの当局者がポロニ...
2016/11/29付 中国の歴史書に「棺を蓋(おお)いて事定まる」とある。人の功績は死んだ後に初めて正しく判断されるという意味だ。歴史の評価が下されるのはまだ先のことだとしても、ここまで反応が...
2016/11/26付 北海道の地図を広げると、知床半島と根室半島のあいだの海に北方領土の国後島が深く入り込んでいる。近いとは知っていた。けれど実際に海岸線をたどれば国後はほんとうに目の前である...
昨日は勤労感謝の日で一応休日ということもあり 相方が「談山神社に高揚を見に行きたい」と言った。 談山神社は奈良県桜井市の多武峰にあって、桜と紅葉が有名。 中臣鎌足が祀られている。大化の改新の...
9月1日からスタートさせた日経新聞の春秋の要約は 元々、子どもの国語力+αを目的にしてはじめたのだが ついでに自分のブログのネタのひとつにも、とここまで続けてみた。 子どもには200文字への...
2016/10/28付 「言葉が通じなくても、踊りで心と心が通じ合えば、こんな愉快なことはないと思う」。百歳で逝去した三笠宮崇仁さまは、なにより人情味を大切にした。気さくで、いろんな集まりに顔を...
2016/10/18付 多くの雲水が修行する曹洞宗の大本山、福井県の永平寺では11月末になると沢庵(たくあん)漬けを仕込む。使う大根は1万本以上。深さと直径が1.3メートルのおけに塩やぬかを敷き...