[春秋要約170430]荷物急増と人手不足で岐路に立つ宅急便だがマークに込めた心構えは守り抜いてほしい。<40文字> #sjdis #sjyouyaku

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2017/4/30付

ヤマト運輸のクロネコのマークにはひな型がある。米国のトラック輸送会社、アライド・ヴァン・ラインズ社が使っていた三毛猫の親子のマークだ。1957年、両社が業務提携したときに、創業者で当時の社長の小倉康臣氏がその図柄を気に入り使用許可をもらった
母猫が子猫をくわえ、優しく運ぶ。私たちも顧客の荷物を、大事に、確実に運びます――。運輸業に携わる者の心構えを表すものだと、小倉氏は共感したという。三毛猫の代わりに黒猫の親子を配して、提携した年の8月からトラックに付けた。その後このデザインは次男の昌男氏が始めた「宅急便」でおなじみになった。
▼企業理念を表すシンボルマークが生まれてから、ことしで60年。この区切りの年に、残念な事態が明らかになっている。宅急便のドライバーらに、賃金を払わずに時間外労働をさせていたケースが大量に見つかった。現場の従業員に不満が広がれば、「大事に、確実に」荷物を運ぼうという気力が衰える心配もあるだろう。
▼ネット通販の荷物の急増と人手不足で宅急便は岐路に立つ。そのなかでも守り抜いてほしいのは、クロネコのマークに込められた運輸業者の心構えだ。人工知能で最も効率的な配送ルートを割り出すなど限られた人手でやり繰りする余地はある。経営首脳らには報酬減額の処分があった。還暦の再スタートこそ求められる

要約

[292/300文字]
ヤマト運輸のクロネコのマークは、米国アライド・ヴァン・ラインズ社の三毛猫の親子のマークを創業者の小倉康臣氏が気に入り使用許可をもらった。

母猫が子猫をくわえ、優しく運ぶ。
私たちも顧客の荷物を、大事に、確実に運びます――。
運輸業に携わる者の心構えを表すものだと、小倉氏は共感したという。

企業理念を表すシンボルマークが生まれて60年。
この区切りの年に、宅急便のドライバーらに、賃金を払わずに時間外労働をさせていたケースが大量に見つかった。

ネット通販の荷物の急増と人手不足で宅急便は岐路に立つ。
クロネコのマークに込められた運輸業者の心構えは守り抜いてほしい。
限られた人手でやり繰りする余地はある。
還暦の再スタートこそ求められる。

[196/200文字]
運輸業に携わる者の心構えを表すヤマト運輸のシンボルは、母猫が子猫をくわえ、優しく運ぶ。
私たちも顧客の荷物を、大事に、確実に運びます――。

このマークが生まれて60年の年、ドライバーらに賃金を払わず時間外労働をさせていたケースが大量に見つかった。

荷物の急増と人手不足で宅急便は岐路に立つ。
クロネコのマークに込められた運輸業者の心構えは守り抜いてほしい。
限られた人手でやり繰りする余地はある。
還暦の再スタートこそ求められる。