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[春秋要約170519]新設の獣医学部の事業主体トップは首相の旧友。1強の樹に寄る悪い虫は払うのが策だ。<40文字> #sjdis #sjyouyaku

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2017/5/19付

ある場所でこんなフレーズに接し、膝を打った。「町おこしに必要なのは若者、バカ者、よそ者だ」。お節介を承知で読み解けば、よく動いて活気に満ちた人、常識にとらわれずに新鮮でとっぴな発想をする人、そして、異なった視点から物事を見る人、ということか。
▼町おこしだけに限るまい。停滞する事業の活性化、革新的な製品の開発など、この3者の働きで活路が開ける局面は意外にありそうだ。もっと広く見渡せば、時代も動かしたといえる。幕末史をひもとくなら、雄藩から出た若き志士らが、古いしきたりにとらわれない言動で、世を変えていった姿に接することができよう。
▼旧来の体制にとってのアウトサイダーがカギを握るわけで、古くからの「お友達」的な人物が入るスキはなさそうだ。なれ合いや情実を生みかねない関係はイノベーションには邪魔に違いない。では、ほぼ半世紀ぶりの獣医学部の新設に、お友達がかかわる一件はどうであろう。首相肝煎りの特区で進む規制緩和策である。
▼その事業に関し役所間で「総理のご意向」との文書がやり取りされたという。事業主体トップは首相の旧友だ当人は「ご意向」を否定しても、官僚お得意の忖度(そんたく)が働いたり、その習性を逆手に一芝居した知恵者がいたりしたかもしれぬ。1強の樹には悪い虫も寄って来やすい。若者、バカ者、よそ者で払うのが策だろう。

要約

[298/300文字]
「町おこしに必要なのは若者、バカ者、よそ者だ」。

町おこしだけでなく停滞する事業の活性化、革新的な製品の開発など、活路が開ける局面は意外にありそうだ。
幕末には時代も動かしたといえる。

古くからの「お友達」的な人物のなれ合いや情実を生みかねない関係はイノベーションには邪魔に違いない。
では、ほぼ半世紀ぶりの獣医学部の新設に、お友達がかかわる一件はどうであろう。
首相肝煎りの特区で進む規制緩和策である。

役所間で「総理のご意向」との文書がやり取りされたという。
事業主体トップは首相の旧友だ。
当人は「ご意向」を否定しても、官僚お得意の忖度が働いたり、一芝居した知恵者がいたりしたかもしれぬ。
1強の樹には悪い虫も寄って来やすい。
若者、バカ者、よそ者で払うのが策だろう。

[197/200文字]
停滞する事業の活性化、革新的な製品の開発など、「若者、バカ者、よそ者だ」により活路が開ける局面は多い。
幕末には時代も動かした。

なれ合いや情実を生みかねない「お友達」的な関係はイノベーションには邪魔に違いない。

特区で進む規制緩和策で新設される獣医学部の事業主体トップは首相の旧友だ。
当人は「ご意向」を否定しても、忖度が働いたり、一芝居した知恵者がいたりしたかもしれぬ。
1強の樹に寄ってくる悪い虫は、若者、バカ者、よそ者で払うのが策だろう。