2017/8/26付
高校野球の決勝戦が終わると暑い季節の終わりも近い。高校生の集う全国大会といえば甲子園が注目されるが、彼らの活動はもちろん野球だけではない。ほかの各種スポーツに文化系クラブ。さらに最近広がるのが社会貢献活動だ。甲子園ばりの全国大会も増えている。
▼先日、ボランティアに取り組む高校生が全国からさいたま市に集まり、活動を発表する大会があった。ある工業高校には故障などで不要になった車いすを修理し、途上国に無償で届ける部活動がある。14年間で2000台を贈った。「工業高校生として身につけた技術を人のために生かせてうれしい」と生徒の1人は語る。
▼きょうまで横浜市で開かれているのが「商業高校フードグランプリ」。地元企業などと食品を開発、実際にスーパーなどで販売する。なすを使ったプリン、甘酒入りドレッシングなど、特産品を生かした地元愛にあふれる品ばかり。来場する大人に堂々と思いを語る高校生たちの姿が楽しそうで、見ていてもすがすがしい。
▼「いいことをした若者をほめるのも大人の役割」と、ボランティア活動の大会を主催する財団法人の幹部は語る。フードグランプリは食品卸の会社が「食に関心を持つ若者を育てたい」と持ち出しで支える。社会に関わりたい、誰かの役に立ちたい高校生と、志を応援する大人たち。いい夏の思い出を持ち帰れただろうか。
要約
[298/300文字]
最近広がる社会貢献活動で甲子園ばりの全国大会も増えている。
先日、ボランティアに取り組む高校生が全国からさいたま市に集まり、活動を発表する大会があった。
ある工業高校には不要になった車いすを修理し、途上国に無償で届ける部活動がある。14年間で2000台を贈った。
「工業高校生として身につけた技術を人のために生かせてうれしい」と生徒の1人は語る。
きょうまで横浜市で開かれているのが「商業高校フードグランプリ」。
地元企業などと食品を開発、実際にスーパーなどで販売する。
来場する大人に堂々と思いを語る高校生たちの姿が楽しそうで、見ていてもすがすがしい。
社会に関わりたい、誰かの役に立ちたい高校生と、志を応援する大人たち。
いい夏の思い出を持ち帰れただろうか。
[199/200文字]
最近は社会貢献活動での全国大会も増えている。
ボランティアに取り組む高校生の大会では、車いすを修理し途上国に無償で届ける部活動で
「工業高校生として身につけた技術を人のために生かせてうれしい」と語る。
「商業高校フードグランプリ」では、地元企業などと食品を開発・販売し、来場する大人に堂々と思いを語る高校生たちの姿が楽しそうだ。
社会に関わりたい、誰かの役に立ちたい高校生と、志を応援する大人たち。
いい夏の思い出を持ち帰れただろうか。