[春秋要約170325]森友学園購入の国有地値引に「忖度」の影響はなかったか。交渉記録も廃棄されている。<40文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/3/25付 「例の案件、こっちの関連だから」と先輩が親指なぞ立てて目配せする。「わかってます」と後輩。正式な指示でも機関決定でもないが、なぜか最優先事項となる。「聞いてないですよ」と反...
No time like the present!!
2017/3/25付 「例の案件、こっちの関連だから」と先輩が親指なぞ立てて目配せする。「わかってます」と後輩。正式な指示でも機関決定でもないが、なぜか最優先事項となる。「聞いてないですよ」と反...
2017/3/23付 できることなら春に桜の花の下で死にたいものだ。お釈迦様が亡くなられたという2月の満月のころに……。西行がこんな思いを歌によんだことは、よく知られている。おどろくのは、その願...
2017/3/19付 太平洋戦争に幕を引いた鈴木貫太郎が首相の座に就いたのは、72年前の4月7日である。サクラは満開のころだったろうか。親任式の控室で閣僚らは「大和」が撃沈された、との報に接した...
2017/3/15付 今年が没後10年の作家、小田実さんの名言に「人間みなチョボチョボや」というのがある。人は生まれながらに自由で対等で、平等な存在だ――。標準語で説けばこんなふうに小難しくなろ...
2017/3/14付 指導者を選んだり政策を決めたりするうえで、完全に民主的な仕組みはありえない――。みもふたもない理屈である。これを理論的に証明したとされるのが、2月下旬に亡くなった米国の経済...
2017/3/9付 「シ、ノタマワク……」。湯川秀樹博士は子どものころ、祖父から四書五経を徹底的に仕込まれたという。意味はまるでわからなくとも、文字だけをひたすら声に出して読む「素読」だ。漢字の...
2017/3/8付 昔、映画評論家の淀川長治さんがラジオ番組で、映画から学んだ人生訓の一つとして「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」という言葉をあげていた。これは実際に心理学や脳科学...
2017/3/2付 1981年、米共和党のレーガン大統領が狙撃されて、病院に運び込まれた。手術台を取り囲んだ医師団を見上げ、「ところで君たちは共和党員だろうね?」。米国では気のきいたジョークを口...
2017/2/27付 1970年代、旧ソ連のカスピ海沿岸の街、バクー。東芝がプラントを輸出し、エアコン工場の建設が進んでいた。そこを訪れたのが土光敏夫さんである。当時は経団連会長だ。ロシア語を買...
2017/2/25付 何年に1回かの「ハルキ祭り」とでもいうべきか。村上春樹さんの新作長編「騎士団長殺し」がきのう発売になり、例によって午前0時には一部の書店で売り場に行列ができた。2巻合計です...
2017/2/24付 極彩色の映像をちりばめた「ピストルオペラ」のなかで、鈴木清順監督は女の殺し屋に印象的なセリフを言わせている。「左から右へと、現れては消えていく」――。この世の営みをすべて生...
2017/2/20付 世界地図を広げ赤道が領土を通っている国を数えると、11になる。一方、国名に赤道がつく国は世界中で2つある。そして、その双方に名を連ねているのは南米のエクアドルだけだ。首都の...
2017/2/19付 きちんとピアノを弾ける子が、田舎町の小学校でもクラスに一人や二人はいたものである。担任の先生よりずっと上手で、講堂のグランドピアノに向かってワルツなど奏でる女子の格好良さと...
2017/2/9付 少年易老学難成/一寸光陰不可軽。日本で広く知られた漢詩のでだしである。「少年老いやすく学なりがたし/一寸の光陰かろんずべからず」と読み下せば、わかりやすいかもしれない。若いう...
2017/2/5付 けはいは見えるものらしい。窓際に置いた鉢のチューリップがみるみる伸びた。室内だからか思いのほか成長が早い。夜ふくらんだつぼみが、朝にはもう開いていた。薄紅の花びらのまわりだけ...
2017/2/2付 いまから100年前、米名門球団レッドソックスで入団4年目の左腕投手が大活躍していた。初年度こそ2勝だったが、翌シーズンから18勝、23勝と積み上げ、この年は24勝を記録。審判...
2017/2/1付 日本で働く外国人労働者が初めて100万人を超えたそうだ。飲食店などでさまざまな国から来た従業員に出会うから実感のある数字だが、多くの人が「勝手口」から入っている。裏口ではない...
2017/1/31付 先週末、東京の上野公園で1本のカンザクラを見た。無数の花びらが冷たい風に揺れている。周りの木々は葉をすっかり落として、真っ青な空を背景に寒さに耐えているふうだ。そんななかで...
2017/1/24付 先週、世界でもかなり重量級といえる首脳たちの演説に、相次いで触れる機会があった。まず中国の習近平国家主席。スイスのダボスで開いた国際会議で保護主義への反対を訴えた。次いで、...
2017/1/22付 自分のすぐ近くにいる前任者の統治を、あからさまに非難する。20日のトランプ米大統領の就任演説は支持者たちの耳には痛快に響いたことだろう。エリート層への富の集中を非難し、口先...