[春秋要約170617]「加計学園」獣医学部新設の行政手続きに関し政府の説明責任に疑問符はついたままだ。<40文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/6/17付 イタリア・ルネサンス期の政治思想家マキャベリは「君主論」の中で、国のリーダーは「恐れられる存在であらねばならない」と書いた。なぜ、そう考えたのか。市民の力は侮れない。だから反旗...
No time like the present!!
2017/6/17付 イタリア・ルネサンス期の政治思想家マキャベリは「君主論」の中で、国のリーダーは「恐れられる存在であらねばならない」と書いた。なぜ、そう考えたのか。市民の力は侮れない。だから反旗...
2017/6/16付 現在の国会議事堂は1936年に完成したが、それまで帝国議会の仮議事堂は日比谷公園に近い今の経済産業省別館にあった。議場で衆院議員が怒鳴り合ったり、つかみ合ったり芝居じみた振...
2017/5/28付 田植えが終わったばかりの瑞々(みずみず)しい光景のなかに、黄金色の「秋」が混じっている。埼玉県の北部、加須や羽生あたりを歩くと出合うのは、新緑と好対照をなす収穫期の麦...
2017/5/26付 これで官房長官のいう「怪文書」から、最初の1字が取れることになるのか。特区での獣医学部の開設をめぐり「総理のご意向」などと記されたペーパーのことだ。文部科学省の前の事務次官...
2017/5/19付 ある場所でこんなフレーズに接し、膝を打った。「町おこしに必要なのは若者、バカ者、よそ者だ」。お節介を承知で読み解けば、よく動いて活気に満ちた人、常識にとらわれずに新鮮でとっ...
2017/5/18付 1989年は、国内外ともに大きなニュースが重なった。昭和天皇の崩御による平成への改元、消費税の導入、リクルート事件に関連した竹下内閣総辞職、幼女連続誘拐殺人事件……。突発事...
2017/5/12付 就活中の学生に電話しても出てくれない。そんな戸惑いが企業に広がっていると日経電子版の記事が伝える。友との意思疎通にも主に対話アプリのLINEを使い、電話で話すなら相手の都合...
2017/5/3付 「赤とんぼ」や「からたちの花」など日本的な詩情にあふれた名曲を多く生んだ山田耕筰は、音楽の国際的な交流にも情熱をかたむけた。その取り組みがめぐりめぐって、日本国憲法の中身に決...
2017/4/25付 夢のない21世紀を終わらせ、未来が信じられた高度成長期の日本に戻そうと企(たくら)む秘密組織が、大阪万博の会場を再現する。すると大人たちは懐かしさにすっかり心奪われてしまい...
2017/4/22付 高松港から東へ8キロ。瀬戸内海の美しい小島に国立療養所「大島青松園」がある。半世紀近い施設での日々を短歌でつづる元ハンセン病患者の男性をかつて訪ねた。望郷、同じ病の女性との...
2017/4/16付 「金の無い奴(やつ)が、有るような顔をして、横行闊歩(かっぽ)するところさ」とある人が言う。「都会人でも田舎者でも、不思議に同化してしまう」と別の口が語る。社会派ルポルター...
2017/4/1付 マレーシア、やぶれたり――。こう書いては、ナジブ首相らに厳しすぎるだろうか。金正男氏の殺害事件をめぐる北朝鮮とのつばぜり合いが一段落しての、評価である。事件からおよそひと月半...
2017/3/31付 理髪店に最も多く置かれている漫画は、さいとう・たかをさんの「ゴルゴ13」だという。大人の男性なら一度は手に取ったことがあるはずだ。「デューク東郷」を名乗る主人公は一匹おおか...
2017/3/25付 「例の案件、こっちの関連だから」と先輩が親指なぞ立てて目配せする。「わかってます」と後輩。正式な指示でも機関決定でもないが、なぜか最優先事項となる。「聞いてないですよ」と反...
2017/3/24付 関西には「おため」という習わしがある。結婚祝いなどを受け取ったときに、その場で1割ほどのお礼を返すことだ。お祝いを包んでいた風呂敷に、ちょっとした品物を入れて返したのが始ま...
2017/3/22付 「でかかったよ。ゲタがまな板みたいで。文ちゃんと呼ばれてた」。東京は小岩育ちの70代の男性が回想する。大相撲の元関脇、出羽ケ嶽文治郎のことだ。身長2メートル超、体重200キ...
2017/3/19付 太平洋戦争に幕を引いた鈴木貫太郎が首相の座に就いたのは、72年前の4月7日である。サクラは満開のころだったろうか。親任式の控室で閣僚らは「大和」が撃沈された、との報に接した...
2017/3/17付 俵万智さんの「サラダ記念日」に、電話に出ぬ恋人への邪推をあれこれ巡らす歌がある。「この時間君の不在を告げるベルどこで飲んでる誰と酔ってる」。ケータイやメール全盛の昨今でも相...
2017/3/16付 並外れた技量や信念を持つ人は、強いオーラを放っている。1988年、米ピッツバーグ大の付属病院を訪ねた際にもそれを感じた。目立った特徴があるわけでもない一人の男性がこちらに歩...
2017/3/15付 今年が没後10年の作家、小田実さんの名言に「人間みなチョボチョボや」というのがある。人は生まれながらに自由で対等で、平等な存在だ――。標準語で説けばこんなふうに小難しくなろ...