2017/5/20付
東京・六本木の国立新美術館で22日まで開かれている草間彌生展がにぎわっている。平日の昼にもかかわらず、まず外の入場券売り場で30分前後。展示室入り口でもほぼ同程度。2回の行列を経て会場に入ると、観客の手元からシャッター音がしきりに鳴り響いていた。
▼催しの中心となる大きな展示室の作品は撮影自由となっているからだ。くっきりした造形、カラフルな色使いの草間作品は、彫刻も絵も写真に映える。会場での写真はスマートフォンから時にその場でネットに送られて友人知人などの目にふれ、さらに鑑賞者を呼び寄せる。こうした口コミ効果も集客に拍車をかけている。
▼「ここで写真を撮り、ネットに載せてください」。新しく開業した商業施設では、そんな写真映えする一角をわざわざ設ける例も目立つ。投稿、閲覧、感想のコメント記入と、写真を介したコミュニケーションが盛んになる裏に、楽しさ、新鮮な驚き、感動などプラスの体験を多くの人と分かち合いたい心理が垣間見える。
▼心の病と闘いつつ渡米し、斬新な試みの数々が世界で評価された草間さん。エネルギーに満ちた絵は見ていて元気になるとの声も多い。作者の生き方と作品の楽しさと。2つの魅力に加え、訪れた人々による写真のやりとりがファンをさらに広げる。絵はがきなどの売り場は待ち時間50分。行列の長さが感動の深さを示す。
要約
[296/300文字]
東京・六本木の国立新美術館で草間彌生展がにぎわっている。
くっきりした造形、カラフルな色使いの草間作品は、彫刻も絵も写真に映える。
会場での写真はネットに送られて、さらに鑑賞者を呼び寄せる。
こうした口コミ効果も集客に拍車をかけている。
「ここで写真を撮り、ネットに載せてください」。
新しく開業した商業施設では、写真映えする一角を設ける例も目立つ。
楽しさ、新鮮な驚き、感動などの体験を多くの人と分かち合いたい心理が垣間見える。
心の病と闘いつつ渡米し、斬新な試みの数々が世界で評価された草間さん。
作者の生き方と作品の楽しさと。
訪れた人々による写真のやりとりがファンをさらに広げる。
絵はがきなどの売り場は待ち時間50分。
行列の長さが感動の深さを示す。
[200/200文字]
国立新美術館の草間彌生展がにぎわっている。
写真に映える草間作品は、ネットに送られてさらに鑑賞者を呼び寄せる。
こうした口コミ効果も集客に拍車をかけている。
楽しさ、新鮮な驚き、感動などの体験を多くの人と分かち合いたい心理が垣間見える。
心の病と闘いつつ渡米し、斬新な試みの数々が世界で評価された草間さん。
作者の生き方と作品の楽しさと。
訪れた人々による写真のやりとりがファンをさらに広げる。
売り場の待ち時間の長さが感動の深さを示す。