[春秋要約161012]計画見直しを迫られる東京五輪は誰がどう収めるか。歴史に残る研究例になりかねない。<40文字> #sjdis #sjyouyaku
2016/10/12付 今日は世界史を変えた日である。1492年のこの日、大西洋をわたったコロンブスは陸地を見つけた。黄金の国・日本はすぐそこだと思い込み、島をサン・サルバドル(聖救世主)と名付...
No time like the present!!
2016/10/12付 今日は世界史を変えた日である。1492年のこの日、大西洋をわたったコロンブスは陸地を見つけた。黄金の国・日本はすぐそこだと思い込み、島をサン・サルバドル(聖救世主)と名付...
2016/10/10付 老夫婦とベテラン店員が心から別れを惜しんでいる。「またいつか、どこかでお会いしたいわね」と客の婦人。「ありがとうございます」と頭を下げる店員。先月末、千葉県で「そごう柏店...
2016/10/9付 東京帝大助教授だった政治学者の丸山真男は1945年4月、2度目の兵役で広島の陸軍船舶司令部に配属された。31歳。国際情報の収集が仕事である。8月6日、朝礼中に突然、目もくら...
2016/10/8付 「ベネズエラの人たちはお金持ちだからね」。南米コロンビアの首都ボゴタをおとずれたとき、隣の国についてのこんな評価を耳にした。世界でもっとも原油埋蔵量が多いとされる国のオイル...
2016/10/7付 長寿を願い子どもにつけた名がもとで騒動が起きる落語の「寿(じゅ)限無(げむ)」。その長い長い名前の中の「海砂(かいじゃ)利(り)水魚(すいぎょ)」は、海の砂利や魚は取り尽く...
2016/10/6付 国立大に文系は要らない――。文部科学省が昨年、こう読み取れる通知を出したときに怒ったのは文系の先生たちばかりではなかった。日本学術会議のメンバーをはじめ、むしろ理系の学者、研究...
2016/10/5付 同世代と酒など飲むと「万博ネタ」で盛り上がることがある。「動く歩道に驚いたなあ」「空中ビュッフェ、覚えてる?」「会場でテンガロンハットがはやったよね」。話題はどんどんマニア...
2016/10/4付 人は両手を広げて立つと正方形に、その手を上げて両足を広げると円に、それぞれ内接する――。レオナルド・ダ・ヴィンチはこんなスケッチを残した。円や正方形は天と地を象徴する。この図は...
2016/10/3付 明け方の5時すぎに作業が始まり、終業は夜9時。その間、朝昼晩の食事時間があるが15分ずつと短く、休憩はない――。明治期の、ある製糸場の女子従業員の1日だ。労働時間は15時間...
2016/10/2付 先日、スポーツカーを買った。色は真っ赤。しかもマニュアル車である。注文の際、ディーラーの販売員に「いい年をして恥ずかしい」と言いわけをすると、「いや、僕が売った顧客のなかで...
2016/10/1付 三段と四段――。ごちそうの詰まった重箱でも差は大きいけれど、こちらの1階級の違いは天地を分かつほどの意味を持とう。プロをめざす将棋の世界の話だ。日本将棋連盟の棋士養成機関「...
2016/9/30付 リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した田知本遥さんと登坂絵莉さんが、出身地である富山県の県民栄誉賞をおくられたのは、今月12日。誇りに思った県民は少なくなかったろう。そん...
2016/9/29付 朝、窓を開けるとキンモクセイの芳しい香りにハッとさせられた。常緑の葉が伸びる枝元で、小さな花が揺れて愛らしい。季節がゆっくりと移ろうのを感じる。今年もあと100日を切ったと...
2016/9/28付 カンヌやベネチアなど国際映画祭の名物は「スタンディング・オベーション」だといわれる。作品にエンドマークが浮かんで一編が終わるや、客席から割れるような拍手。しかもみんなが立ち...
2016/9/27付 目のつけ所がいいらしい。10年連続で日本人が選ばれた。笑いを誘う研究に贈るイグ・ノーベル賞だ。去年はキスの効用、一昨年はバナナの皮の滑り具合の計測に、くすりとさせられた。今...
2016/9/26付 しばらくホテル暮らしだった――。刑務所に入っていた過去をこんな隠語で表すことがあると聞く。以前、経済事件で2年ほど宿泊した人物に住み心地を尋ねたところ、「二度とゴメンだが、...
2016/9/25付 映画「ローマの休日」に、女優オードリー・ヘップバーンが古い広場でイタリアの菓子であるジェラートを口にする印象的な場面がある。この広場を訪れ、同じようにジェラートを手にした観...
2016/9/24付 いささか季節外れながら、このお化け屋敷に世間の目は相変わらずくぎ付けのようだ。ところは東京都江東区豊洲。築地からの移転が延期になった市場の地下に、誰がなぜ、いつ造ったのか分...
2016/9/23付 明治後半から昭和初期の哲学者、西田幾多郎の著作は、難解なタイトルでいかにも近寄りがたい。しかし、その生涯に触れ、残された短歌を読めば、家庭人としての心労がしのばれて切ない。...
2016/9/22付 ふと目が止まる。店先に、珍しい果実が並んでいた。薄い赤紫で、ずんぐりしている。山野に自生しているアケビである。ほのかに甘く、眺めていると、秋風の吹く山道や茂みが浮かんでくる...