[春秋要約170528]自給率1割強で輸入頼りの小麦。稲の国に栄える麦の文化に思いをめぐらせよう。<38文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/5/28付 田植えが終わったばかりの瑞々(みずみず)しい光景のなかに、黄金色の「秋」が混じっている。埼玉県の北部、加須や羽生あたりを歩くと出合うのは、新緑と好対照をなす収穫期の麦...
No time like the present!!
2017/5/28付 田植えが終わったばかりの瑞々(みずみず)しい光景のなかに、黄金色の「秋」が混じっている。埼玉県の北部、加須や羽生あたりを歩くと出合うのは、新緑と好対照をなす収穫期の麦...
2017/5/27付 「流星号、流星号、応答せよ」。アラカンの方々ならおぼえているのではないか。50年以上前に放映されたSFアニメ「スーパージェッター」で主人公が口にした定番のセリフである。腕時...
2017/5/23付 女子工員たちが昼休みに歌うロシア民謡。寮母さんがいつも口ずさんでいる青春歌謡。NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」に流れる歌に、若い世代も新鮮な印象を抱くらしい。1964年の...
2017/5/22付 米国ではカーター大統領が就任し、中国共産党が文化大革命の終結を宣言した1977年。日本である漫画雑誌が産声をあげた。小学館の「月刊コロコロコミック」だ。小学校4~6年生の男...
2017/5/21付 「世界には4種類の国がある。先進国と途上国、そして日本とアルゼンチンだ」。1971年のノーベル経済学賞を受賞したサイモン・クズネッツは60年代、こんなジョークを口にしたそう...
2017/5/17付 「南太平洋の十字路」と呼ばれるフィジー。10年ほど前、地元の人に乗せてもらい、島内を車で走ったことがある。街を抜ければ人家もまばら。信号も対向車も見かけない。ところが小学校...
2017/5/13付 さきごろ華々しく開業した「GINZA SIX」は、いま東京で人がいちばん集まる場所だろう。銀座で最大という商業施設だが、その広いフロアも客でぎっしり。ラッシュアワーの雑踏み...
2017/5/9付 20世紀も終わりに近づいたころ、日本とフランスの間に緊張感がただよったことがある。南太平洋でフランスが核実験を繰り返したため、わが国の対仏世論が硬化したのである。フランスは核...
2017/5/7付 一見、アートのようである。東京は中野の宝仙寺や、さらに西の小金井神社に立つ石臼を供養する塚だ。何十台もが小山のように積み上げてある。明治時代までどの農家にもあった家財らしい。...
2017/5/6付 日本画家、鏑木清方さんが愛した花の一つがアジサイだ。昭和11年に発表した随筆に、その原点を記している。幼い頃、東京・築地の外国人居留地に並ぶ家々の生け垣に、この花をよく見た。...
2017/5/4付 「人体冷えて東北白い花盛り」。金子兜太さんの句は、様々なイメージを喚起する。白い花はサクラか5月のリンゴか。「人体」という言葉には、生と死を包摂する響きがある。半世紀も前の作...
2017/5/3付 「赤とんぼ」や「からたちの花」など日本的な詩情にあふれた名曲を多く生んだ山田耕筰は、音楽の国際的な交流にも情熱をかたむけた。その取り組みがめぐりめぐって、日本国憲法の中身に決...
2017/4/27付 政治家の失言にはいろいろなパターンがある。ウケをねらって口を滑らせる脱線型、持論に固執する確信犯型、野党やマスコミの追及に逆ギレする興奮型……。その昔には「自分は侠客(きょ...
2017/4/26付 東京・竹橋の国立公文書館での特別展「誕生 日本国憲法」をのぞいた。施行から70年の節目に、館に所蔵される数多くの貴重な資料などで、草案から憲法が生まれるまでを丁寧に振り返っ...
2017/4/25付 夢のない21世紀を終わらせ、未来が信じられた高度成長期の日本に戻そうと企(たくら)む秘密組織が、大阪万博の会場を再現する。すると大人たちは懐かしさにすっかり心奪われてしまい...
2017/4/24付 学芸員は観光振興のがん――。ある大臣の発言が2つの面で波紋を呼んでいる。まずは学芸員の役割を巡る独自の見解だが、これは当の学芸員の方々も交え、大いに議論すればいい。気になる...
2017/4/18付 お子さんに頼まれた恐竜図鑑を探しに、お父さんお母さんが書店へと出かける。恐竜の本など見るのは何十年ぶり、という人なら驚くはずだ。恐竜界はすごいことになっている。たとえば人気...
2017/4/17付 伊丹十三監督の映画「タンポポ」は本筋を離れた小話が面白い。そのひとつに、企業の幹部が取引先の重役連をフランス料理でもてなす段がある。分厚いメニューを渡され、みんな無難に舌平...
2017/4/11付 おとといの日曜日、奈良の東大寺へおもむいた。満開のサクラの花と陽気に誘われたか、大変な人出である。しかも、その8割以上は観光で訪れたらしい外国人だ。先端にスマホを固定した、...
2017/4/9付 「もう行かないとな」「思いきって行っちゃいなさい」。昭和のホームドラマには、こんなセリフがよく出てきた。結婚の話である。お嫁に行きなさい、もう行きなさい……。親たちは娘をこう...