[春秋要約170829]臍帯血をめぐる事件は再生医療への信頼を損ね、人間の尊厳をないがしろにしている。<39文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/8/29付 その桐(きり)の小箱は、家でいちばん大切なものをしまうタンスに収められていた。子どもたちが生まれたときのへその緒である。なにかの折に、母親がめいめいの箱のふたを開けて見せて...
No time like the present!!
2017/8/29付 その桐(きり)の小箱は、家でいちばん大切なものをしまうタンスに収められていた。子どもたちが生まれたときのへその緒である。なにかの折に、母親がめいめいの箱のふたを開けて見せて...
2017/8/9付 近所のホームセンターをのぞいてみると、なるほど目立つところに並んでいる。アリを駆除するための薬剤やエサの入った容器がずらり。南米原産で強い毒を持つヒアリが各地で見つかってから...
2017/6/7付 「ねえ、どっか行こうよー」と子どもたちがせがむ。「つまんないな、日曜日なのに。ねえねえ、どっか行こうってば」。あまりの攻勢に、ゴロ寝を決め込んでいたお父さんもようやくその気に...
2017/5/5付 吉村昭さんが残したエッセー「東京の下町」は、一冊まるごと、昭和戦前期の子どもたちの生活誌である。夏祭りの興奮、ベイゴマ遊び、町内にいくつもあった映画館の匂い……。都心からそう...
2017/4/25付 夢のない21世紀を終わらせ、未来が信じられた高度成長期の日本に戻そうと企(たくら)む秘密組織が、大阪万博の会場を再現する。すると大人たちは懐かしさにすっかり心奪われてしまい...
2017/4/18付 お子さんに頼まれた恐竜図鑑を探しに、お父さんお母さんが書店へと出かける。恐竜の本など見るのは何十年ぶり、という人なら驚くはずだ。恐竜界はすごいことになっている。たとえば人気...
2017/3/13付 空襲で焼け野原になった終戦直後の東京。ほどなく子どもたちの笑い声が戻った場所のひとつが、百貨店の屋上だった。評論家の川本三郎さんが随筆集「東京おもひで草」に、そう記している...
2017/2/9付 少年易老学難成/一寸光陰不可軽。日本で広く知られた漢詩のでだしである。「少年老いやすく学なりがたし/一寸の光陰かろんずべからず」と読み下せば、わかりやすいかもしれない。若いう...
2017/1/5付 夜の街から子どもが消えた――。年末年始、繁華街の見回りをしていた知人の防犯ボランティアにこんな話を聞いた。以前は盛り場をうろつき、飲食店やゲームセンターにたむろする中・高生の...
2016/12/20付 報告義務ナシ、返済不要。ただし基金に拠出したのが誰かは絶対に教えない。かつてこんなユニークな奨学金制度があった。運営する財団は約20年にわたり理工系の若手研究者1735人...
2016/12/11付 多楽(たらく)島――と聞いても、ピンとくる人はほとんどいないだろう。北海道の納沙布岬から45キロ。歯舞群島のいちばん北にある小島である。面積12平方キロ弱というから、東京...
2016/10/27付 川という川が無残に荒らされた光景を、そのとき初めて見た。東日本大震災のあと、内陸から被災地への道で目に飛び込んできたのは河川の惨状だった。海の気配などまるで感じさせぬ上流...
2016/10/17付 「男はつらいよ」のシリーズで、寅さんが旅回りの歌手、リリーと出会うのは夜汽車の中だ。窓辺にもたれ、一軒家の明かりを眺めて彼女は涙を流していた。やがて網走の町で再会した2人...
毎年高校時代の友人家族と、海の日前後に旅行することが恒例となっている。 今年は自分が幹事になっていて、行き先を決めることに。 大人にとっては、なるべく子どもを自由に遊ばせることができ その隙...
梅雨で蒸し暑くなってくると、自然と食べ物の嗜好も変わってきて 酸っぱいものや辛いものが食べたくなる。 梅雨前くらいには実家やご近所さんから玉ねぎをもらっていて 軒先にはネットに吊るした玉ねぎ...