[春秋要約170123]この1世紀で合理化された家事と同じくらい、女性の活躍が進んだかは定かでない。<38文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/1/23付 「寒いなあ、今晩は鍋だね」「何鍋にする? 鶏? 牡蠣(かき)?」。きょうも日本中で、こんなやり取りが繰り返されているはずだ。冬は鍋にすれば献立がラク、という主婦も多い。家事...
No time like the present!!
2017/1/23付 「寒いなあ、今晩は鍋だね」「何鍋にする? 鶏? 牡蠣(かき)?」。きょうも日本中で、こんなやり取りが繰り返されているはずだ。冬は鍋にすれば献立がラク、という主婦も多い。家事...
2017/1/22付 自分のすぐ近くにいる前任者の統治を、あからさまに非難する。20日のトランプ米大統領の就任演説は支持者たちの耳には痛快に響いたことだろう。エリート層への富の集中を非難し、口先...
2017/1/21付 1920年代に米大統領だったハーディングとクーリッジは総じて評判が良くない。ある史家は「史上最低」とまで書く。前者は在任中に急死後、取り巻きによる汚職が発覚した。後者に目立...
2017/1/20付 「よし、わかった!」。角川映画の「金田一耕助」シリーズには、事件に出くわすと早合点してこう叫ぶ警部がいつも出てきた。大して調べもしないうちに「わかった」だから、その推理は見...
2017/1/19付 勢いのある毛筆調の文字で「膝頭から肘方向」。こう大書きしたTシャツ姿の外国人を都内の観光地で見かけ、つい声に出して笑ってしまったことがある。海外の人がカッコいいと感じる文字...
2017/1/18付 凍えながら空を見上げても気付きはしないが、この時期、日本の上空約1万メートルには西から東へ猛烈な風が吹いている。蛇行して地球を巡るジェット気流だ。時に秒速100メートルにも...
2017/1/17付 「これから何をやるつもりか?」。江戸幕府の大政奉還の直後、西郷隆盛が坂本龍馬に聞いた。「新政府の役人などまっぴらごめんだ。世界の海援隊でもやるかな」。倒幕に奔走した志士の答...
2017/1/16付 ゴルフのロリー・マキロイ選手が3年後の東京五輪に参加しないと表明した。ジカ熱への感染を懸念してスター級がほとんど出なかったリオ五輪に続き、凡戦を見せられるのかとがっかりであ...
2017/1/15付 米国の経済学者ポール・サミュエルソンは若いころ、著名な数学者のスタニスワフ・ウラムに問いかけられた。「真理であり、かつ自明でない社会科学の定理を、ひとつ教えてくれ」。自然科...
2017/1/13付 約300と0。トランプ次期米大統領が、昨年11月の選挙での勝利後「ありえない!」などツイッターに投稿をした数と記者会見に応じた回数だ。その0が、やっと1になった。10本もの...
2017/1/12付 平成の世も来年かぎりか……。こんな感慨に包まれている人は少なくないだろう。天皇陛下の退位のスケジュールがにわかに浮上した。菅義偉官房長官のコメントは「承知していない」だが、...
2017/1/11付 ウィリアム・シェークスピアはちゃめっ気があった。ある時、王役の人気俳優がファンと密会の約束をするのを盗み聞いた。なりすまし先回りする。本人が来ると「(英王室の開祖)ウィリア...
2017/1/10付 2011年から12年、本紙に連載された安部龍太郎さんの小説「等伯」の終盤は、何度読んでも心が揺さぶられる。絵師の長谷川等伯が首をかけて豊臣秀吉のために描いた水墨画「松林図屏...
2017/1/9付 夏の朝、1機の偵察機が消息を絶った。撃墜されたようだ。第2次大戦末期、イタリアの島からフランスに向けて、地中海を飛行中だった。操縦士は仏作家サン・テグジュペリ。ナチスドイツに...
2017/1/8付 バブル期の日本で、ハナキンは輝いていた。若い人たちは聞き慣れぬだろうが「花の金曜日」の略である。ちょうど週休2日制が普及しつつあったから金曜の夜は心ウキウキ、街に出てパァーッ...
2017/1/7付 コンビニのおにぎりや弁当が並ぶ棚に、見慣れぬ黒い容器を見かけ手に取った。「七草がゆ」とある。小袋の塩もついていた。店員さんによると「お昼時にはバーッとはけますよ」とのことだ。...
2017/1/6付 「輪タク全盛」と、物の本にある。1949年、つまり終戦から4年後の話だ。自転車に急ごしらえの座席をつないで客を運ぶ銀輪タクシーが道にあふれ、この年、全国で1万3000台にのぼ...
2017/1/3付 今年秋に完成した後は、おそらく人気スポットになるであろう施設の建設が進んでいる。場所は東京都内にある閑静な住宅街の一画。作家の夏目漱石が晩年に住んだ家の跡に新宿区が記念館を建...
2017/1/1付 「あらたまの年の始めのくりやにて水に触れれば時うごきだす」。本紙の歌壇に載った名古屋市の稲熊明美さんの一首だ。くりやは台所。歌には「近年は薄れつつある新年の聖性が描かれている...
2016/12/31付 昭和は「アミダクジ」だったが平成は「巨大迷路」だ――。いまは亡き阿久悠さんがこんな言葉を残している。確率は低いが当たりが見えていて、何本か線を加えられるのがアミダクジ。か...