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[春秋要約161101]秋田出身の石川達三「蒼氓」は移民問題を描く小説。読み継がれる本には普遍性がある。<40文字> #sjdis #sjyouyaku

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2016/11/1付

秋はスポーツの季節であり、食欲の季節でもあり、何をするにもよいころあいである。外が寒くなりはじめる11月は「灯火親しむの候」と呼ぶにふさわしい。というわけで、きょうは「読書の日」。え、聞いたことがない? それはそうかも。秋田県だけの行事なのだ。
▼2001年にできた子ども読書活動推進法は毎年4月23日を「子ども読書の日」に定めた秋田県はそれでは飽きたらず、2年前にとうとう県独自の、しかも大人も対象に含めた読書の日を新設した。昨年、同県の中学3年生で「読書が好き」と回答したのは78.9%だった全国平均は67.9%だから、大きく上回った。
秋田県は文部科学省が実施する全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で毎年、上位の常連である。同県には子どもが自然に勉強好きになることで知られる「秋田県式家庭学習ノート」などさまざまな独自メソッドがあるが、本を読むのがとにかく好きという県民性がそうした活動の土壌になっているのは間違いない。
▼目下、全国的に読書週間である。これも何かの縁かと書店で「秋田出身の作家の本をください」と頼んだら、石川達三の「蒼氓(そうぼう)」を薦められた。昭和初期に移民として南米に渡った邦人の苦難を描いた小説で、第1回芥川賞に選ばれた。移民問題は世界のいまの課題でもある。読み継がれる本には何かしらの普遍性がある

要約

[299/300文字]
秋は何をするにもよいころあいである。
秋田県では、きょうは「読書の日」。

2001年にできた子ども読書活動推進法は毎年4月23日を「子ども読書の日」に定めた。
秋田県は2年前に県独自に、大人も対象に含めた読書の日を新設した。
同県の中学3年生で「読書が好き」な割合は全国平均を大きく上回る。
文部科学省が実施する全国学力・学習状況調査で上位の常連なのも、本を読むのが好きという県民性が土壌になっているのは間違いない。

これも何かの縁かと書店で秋田出身の作家の本を頼んだら、石川達三の「蒼氓」を薦められた。
昭和初期に移民として南米に渡った邦人の苦難を描いた小説で、第1回芥川賞に選ばれた。
移民問題は世界のいまの課題でもある。
読み継がれる本には何かしらの普遍性がある。

[198/200文字]
毎年4月23日は「子ども読書の日」だが、秋田県は今日を、大人も対象に含めた「読書の日」とした。
同県の中学3年生で「読書が好き」な割合は全国平均を大きく上回る。
全国学力・学習状況調査で上位の常連なのも、こういう県民性が土壌になっているのだろう。

第1回芥川賞に選ばれた秋田出身の作家、石川達三の「蒼氓」は昭和初期に移民として南米に渡った邦人の苦難を描いた小説。
移民問題は世界のいまの課題でもある。
読み継がれる本には何かしらの普遍性がある。