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[春秋要約170127]競合増加で赤字にならないよう、カジノ解禁の制度設計では共倒れ防止策の検討も必要。<40文字> #sjdis #sjyouyaku

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2017/1/27付

江戸時代には「富くじ」という賭博の興行があった。まず、番号を記した「富札」を人々に売る。抽選日には、同様の番号を書いた木札入りの箱を用意大勢が見守る前で、柄の長いキリで箱の中を穴から突き、刺さった札の番号の人が当選金をもらえるというものだ。
富くじは、まぐれ当たりへの期待をあおるとして元禄期に禁じられる。が、その後、寺社が修繕や再建費用を賄うため興行主になる場合は公認されることになった。「御免富」と呼ばれる興行で、江戸、京都、大坂をはじめ各地に広がった。裏には、寺社に資金援助する余裕のなくなった、幕府の厳しい台所事情があった
▼資金面の助けにしたいという点で、カジノの解禁も御免富と似ている自民党はカジノの開設に道を開く法律を先の国会で成立させるにあたって、誘致する自治体の税収増が見込めることを利点として挙げた。観光振興でのカジノの効果を期待する自治体は少なくない。御免富のように盛んになることも考えられるだろう。
▼御免富は開催する寺社が増えるにつれ競合が激しくなり富札が売れず赤字になる興行が続出し始めた。これでは意味がないということで天保の改革で禁止される。カジノ解禁の制度設計に向けた議論が自民党のプロジェクトチームで始まった。ギャンブル依存症対策などに加えてカジノの共倒れ防止策も考えた方がいい

要約

[291/300文字]
江戸時代の「富くじ」はまぐれ当たりへの期待をあおるとして元禄期に禁じられる。
その後、寺社が修繕や再建費用を賄うため興行主になる場合は「御免富」と呼ばれ公認され各地に広がった。
裏には、寺社に資金援助する余裕のなくなった、幕府の厳しい台所事情があった。

資金面の助けにしたいという点で、カジノの解禁も御免富と似ている。
自民党はカジノを誘致する自治体の税収増が見込めることを利点として挙げた。
その効果を期待する自治体は少なくない。

御免富は競合が激しくなり、赤字になる興行が続出し始めたため天保の改革で禁止される。
カジノ解禁の制度設計に向けた議論が始まった。
ギャンブル依存症対策などに加えてカジノの共倒れ防止策も考えた方がいい。

[198/200文字]
「富くじ」は元禄期に禁じられたが、寺社に資金援助する余裕のなくなった、幕府の厳しい台所事情で「御免富」と呼ばれ公認され各地に広がった。

カジノの解禁も御免富と似ている。
自民党はカジノ誘致で自治体の税収増が見込めることを利点として挙げた。

御免富は競合が激しくなり、赤字が続出し始めたため天保の改革で禁止される。
カジノ解禁の制度設計に向けた議論が始まったが、ギャンブル依存症対策などに加えてカジノの共倒れ防止策も考えた方がいい。