[春秋要約160903]天変地異にはかなわないが、悲劇を招くのは人。惨事を遠ざけるのは人の知恵。<36文字> #sjdis #sjyouyaku

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2016/9/3付

これが破壊された都市かすさまじさ圧倒される崩れた建物の間を進む。ぎざぎざしたがれきの山どこまでも続いている。人も動物も見ない。気味悪い静けさ。長年あこがれたイタリアへの旅で、ゲーテは巨大地震が襲った古都メッシーナの廃虚歩いている
▼18世紀後半、この地で起きた震災の死者1万2千人3万人が家を失ったという。石造りの建物はほぼ倒壊した。文豪が訪ねたのは発生から3年後だが、荒廃したままだった。住民は郊外の小屋暮らし店も仕事場も野天である。いつまた恐ろしい揺れるか分からない。おびえながら生活する様子を書き留めている
▼当時をほうふつとさせる光景である。イタリア中部で起きた地震で避暑地アマトリーチェは壊滅的な打撃を受けた。石造りの建物が崩れ死者は290人を超えた。発生から10日を迎えても不明者捜索が続く。「これからどう生きればいいか」。不安の聞こえる。わが熊本でも余震続く。遠い国の災厄とは思えない
天変地異にはかなわない。ゲーテは自然の猛威を「悪霊の力」と形容した荒々しい爪痕魔物が通ったのようだ。だが、悲劇招くのは人のしわざかもしれない。今回の被害の背景に手抜き工事や耐震偽装も疑われている。早くから耐震化を進めた近隣の町は無事だった惨事遠ざけるのもやはり、人の知恵である

要約

[299/300文字]
ゲーテが巨大地震の襲った古都メッシーナの廃虚を訪ねたのは発生から3年後。
住民は郊外の小屋暮らし、店も仕事場も野天のままである。
いつまた揺れがくるか分からない。
自然の猛威を「悪霊の力」と形容し、おびえながら生活する様子を書き留めている。

イタリア中部で起きた地震で避暑地アマトリーチェは壊滅的な打撃を受けた。
石造りの建物が崩れ死者は290人を超え、不明者の捜索が続く。
「これからどう生きればいいか」。
不安の声も聞こえる。
わが熊本でも余震が続く。

天変地異にはかなわない。
だが、悲劇を招くのは人のしわざかもしれない。
今回の被害の背景に手抜き工事や耐震偽装も疑われている。
早くから耐震化を進めた近隣の町は無事だった。
惨事を遠ざけるのもやはり、人の知恵である。

[190/200文字]
イタリア中部で起きた地震で避暑地アマトリーチェは壊滅的な打撃を受けた。
石造りの建物が崩れ死者は290人を超え、不明者の捜索が続く。
「これからどう生きればいいか」。
不安の声も聞こえる。
わが熊本でも余震が続く。

天変地異にはかなわない。
だが、悲劇を招くのは人のしわざかもしれない。
今回の被害の背景に手抜き工事や耐震偽装も疑われている。
早くから耐震化を進めた近隣の町は無事だった。
惨事を遠ざけるのもやはり、人の知恵である。

A.[36/40文字]
天変地異にはかなわないが、悲劇を招くのは人。
惨事を遠ざけるのは人の知恵。

B.[36/40文字]
熊本地震の被害に手抜き工事や耐震偽装の疑い。
惨事を遠ざけるのは人の知恵。