[春秋要約170618]ナカダイの展示はモノの行方の想像と、新しい捨て方の創造をしたいという思いがわく。<40文字> #sjdis #sjyouyaku

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2017/6/18付

とある都心のオフィス。12人で囲める会議室のテーブルは、濃い紺色に銀の線が縦横に走る珍しいデザインで目を引く。実は太陽光発電パネルを再利用したものだという。稼働中のオフィスを会場に、現在開催中の「産廃からはじまる創造/想像展」で見かけた作品だ。
産業廃棄物処理のナカダイとデザイン事務所のオープン・エーが、三菱地所グループの協力を得て実現した学校の跳び箱が机にゴルフのパターがコート掛けに消防ホースはベンチにユニークな作品の数々はこのオフィスで使い続ける。廃棄物イコールごみではない社会を作りたい。そんな願いが企画の背景にある
▼いま日本の産廃の再利用率は5割強。しかしナカダイでは、運び込まれる廃棄物の99%を再利用しているそうだ。そのために手作業で丁寧に選別、解体し、部品としてネットなどで販売する仕組みを築いた。これからはデザイナーなどとも協力、インテリア製品に仕立て直し世に送り出す。展示会もその取り組みの一環だ
▼再開発によるオフィスの改築や技術の進歩、物流の増加などで、古い家具や旧型の製品、梱包材などがどんどん捨てられていく太陽光パネルのテーブルは、近年のブームでいずれ大量に廃棄されることを見こして企画提案したという。捨てたモノの行方を想像し、新しい捨て方を創造したい。そんな思いがわく展示会だ。

要約

[296/300文字]
「産廃からはじまる創造/想像展」には廃棄物イコールごみではない社会を作りたいという願いが企画の背景にある。

産業廃棄物処理のナカダイとデザイン事務所のオープン・エーが、三菱地所グループの協力を得て実現した。

いま日本の産廃の再利用率は5割強。
しかしナカダイでは、運び込まれる廃棄物の99%を再利用しているそうだ。
手作業で選別、解体し、部品としてネットなどで販売する仕組みを築いた。
デザイナーなどとも協力、インテリア製品に仕立て直し世に送り出す。

再開発によるオフィスの改築や技術の進歩、物流の増加などで、古い家具や旧型の製品、梱包材などがどんどん捨てられていく。
捨てたモノの行方を想像し、新しい捨て方を創造したい。
そんな思いがわく展示会だ。

[196/200文字]
産業廃棄物処理のナカダイによる「産廃からはじまる創造/想像展」には、廃棄物イコールごみではない社会を作りたいという願いが企画の背景にある。

いま日本の産廃の再利用率は5割強だが、ナカダイでは廃棄物の99%を再利用。
手作業で選別、解体し、部品としてネットなどで販売する仕組みを築いた。
デザイナーなどとも協力、インテリア製品に仕立て直し世に送り出す。

捨てたモノの行方を想像し、新しい捨て方を創造したい。
そんな思いがわく展示会だ。