[春秋要約170603]「パリ協定」離脱のトランプ大統領。「温暖化はでっちあげ」の弁を顧みる時が来るか。<40文字> #sjdis #sjyouyaku

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2017/6/3付

「さくら、とめるな!」。ちょっとした口論がもとで、久々に戻った柴又のおいちゃんちを飛び出そうとする寅さん。妹へ必ずこう叫ぶ。おなじみのセリフである。心のどこかに「だれか何とかして」との甘えもあるのだ。それが「しょうもない」と観客の笑いを誘う
▼同じく飛び出す決意をしたトランプ米大統領はどんな心境だろう。娘や側近の国務長官、さらには世界の多くの国が引きとめたのに「パリ協定」からの離脱を表明した。地球の未来のため、複雑な利害を超え合意した温暖化対策の枠組みである。音頭を取るべきリーダーのわがままな行いに、失望や怒りの声がしきりだ
表明は、大統領選の際、接戦州で支持してくれた炭鉱労働者に報いるためらしい。脱石炭の流れを止めて、雇用を維持するのだという。加えて、政権を揺るがすいわゆる「ロシアゲート疑惑」の逆風をはね返す意図もあるのだろう。いずれにしろ、かけがえのない惑星と生態系を守る策より優先する事項とは到底思えない。
▼結局、寅さんはカバンひとつで夜汽車の客となり言動を悔いるのがパターンだ。国際的な四面楚歌(そか)の感のあるトランプ大統領も「温暖化はでっちあげ」の弁をいつか顧みる時が来ようか。現在、大統領の米国での支持率は4割という。シロクマやペンギンはじめ世界中の動植物にもし聞けたなら、その支持率いかほどか

要約

[294/300文字]
地球の未来のため、複雑な利害を超え合意した温暖化対策の枠組み「パリ協定」からの離脱を表明したトランプ米大統領は、どんな心境だろう。
失望や怒りの声がしきりだ。

表明は、大統領選の際、接戦州で支持してくれた炭鉱労働者に報いるためらしい。
脱石炭の流れを止めて、雇用を維持するのだという。
加えて、政権を揺るがすいわゆる「ロシアゲート疑惑」の逆風をはね返す意図もあるのだろう。
いずれにしろ、かけがえのない惑星と生態系を守る策より優先する事項とは到底思えない。

トランプ大統領は「温暖化はでっちあげ」の弁をいつか顧みる時が来ようか。
現在、大統領の米国での支持率は4割という。
シロクマやペンギンはじめ世界中の動植物にもし聞けたなら、その支持率いかほどか。

[195/200文字]
「パリ協定」からの離脱を表明したトランプ米大統領は、どんな心境だろう。

脱石炭の流れを止めて、炭鉱労働者の雇用を維持するのだという。
加えて、「ロシアゲート疑惑」の逆風をはね返す意図もあるのだろう。
いずれにしろ、かけがえのない惑星と生態系を守る策より優先する事項とは到底思えない。
失望や怒りの声がしきりだ。

トランプ大統領は「温暖化はでっちあげ」の弁をいつか顧みる時が来ようか。
世界中の動植物にもし聞けたなら、その支持率いかほどか。