2016/9/7付
「わたしは夜中に突然、いなりずしが食べたくなったりするわけです」。1980年代半ばに流れたセブン―イレブンのテレビCMをご記憶の方も多いだろう。「こんな自分をわたしはかわいいと思います」と袋を手に抱えて笑うケイコさんなる女性に存在感があった。
▼当時は、非日常の急なニーズにも応えます、とのメッセージが前面に出ていた感が強い。あれから30年余、コンビニは消費者のさまざまな願いをくみ続け、ATM設置、チケット取り扱い、いれたてコーヒー販売などへサービスの幅を広げた。さらにシャワー室や昼寝の場所を、コインランドリーを、との声もあるらしい。
▼業界4位だったサークルKサンクスがファミリーマートの看板へ変わることになった。トップのセブン―イレブン・ジャパンに店舗数で肉薄する。競争はさらに激化しそうだ。新生ファミマは、総菜の鮮度を高め、店内で飲食できるイートインスペースを充実させるという。会社の帰りに仲間とちょい飲みできたら楽しい。
▼利用者の声次第でコンビニにはストアの域を越えワンストップの拠点へ育つ力が潜む。早々と変貌を遂げた回転ずしはこんなふうだ。今やタッチパネルでの注文が主流、皿は列車型トレーにのり席へ届く。多彩なメニューも売りで、もはや「回転」でも「すし店」でもないが客は支持する。さて、コンビニの進化の行方は?
要約
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1980年代半ばに流れたセブン―イレブンのテレビCM。
当時は、非日常の急なニーズにも応えます、とのメッセージが前面に出ていた。
あれから30年余、コンビニは消費者のさまざまな願いをくみ続け、サービスの幅を広げた。
さらにシャワー室や昼寝の場所を、コインランドリーを、との声もある。
業界4位だったサークルKサンクスがファミリーマートの看板へ変わることになった。
トップのセブン―イレブン・ジャパンに店舗数で肉薄する。
競争はさらに激化しそうだ。
利用者の声次第でコンビニにはストアの域を越えワンストップの拠点へ育つ力が潜む。
早々と変貌を遂げた回転ずしは多彩なメニューも売りで、もはや「回転」でも「すし店」でもないが客は支持する。
さて、コンビニの進化の行方は?
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コンビニは消費者のさまざまな願いをくみ続け、サービスの幅を広げた。
業界4位だったサークルKサンクスがファミリーマートの看板へ変わることになった。
トップのセブン―イレブン・ジャパンに店舗数で肉薄する。
競争はさらに激化しそうだ。
利用者の声次第でコンビニにはストアの域を越えワンストップの拠点へ育つ力が潜む。
早々と変貌を遂げた回転ずしはもはや「回転」でも「すし店」でもないが客は支持する。
さて、コンビニの進化の行方は?