[春秋要約170804]内閣に世襲政治家や大臣経験者が多いと閉塞感が積もる。政界の新陳代謝が必要では。<39文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/8/4付 昨年はじめ、米国で共和、民主両党とも大統領候補をまだ決めていなかった頃。かの国に長く住む日本人のシンクタンク研究員が、こう助言してくれたことがある。「トランプとサンダースを泡...
No time like the present!!
2017/8/4付 昨年はじめ、米国で共和、民主両党とも大統領候補をまだ決めていなかった頃。かの国に長く住む日本人のシンクタンク研究員が、こう助言してくれたことがある。「トランプとサンダースを泡...
2017/8/3付 大学の医学部を舞台にした山崎豊子の小説「白い巨塔」の一場面だ。X線写真からごく初期のがんを見つけた技量を、外科医の財前が自ら誇る。「微妙な陰影の読影は、いうなれば科学ではなく...
2017/7/31付 朝起きたら、日本橋の上に高速道路が架かっていた。東京の老舗が集まる東都のれん会のホームページで、栄太楼総本舗の細田安兵衛さんが前回の五輪前夜の思い出を語っている(「大旦那の...
2017/7/30付 東アジアにある自国の基地から太平洋を越え直接、米国を攻撃したい。そう考えた科学者らが選んだ道具は風船だった。時は第2次大戦末、場所は川崎市の陸軍登戸研究所。跡地を取得した明...
2017/7/29付 企業でいえば最高経営責任者(CEO)と最高執行責任者(COO)、さらに主力工場の工場長が一斉に辞めるようなものだろうか。防衛相と防衛次官、陸上幕僚長がそろって辞任に追い込ま...
2017/7/28付 ヒッピー風の若者2人が、ガス欠らしきクルマを押して田舎道をえっちらおっちら――。と書けば、シニア世代の方々はあのコマーシャルを思い浮かべよう。気楽に行こうよ おれたちは……...
2017/7/26付 数年前の慶応大学法学部の入試で、国家権力の行使に対抗する手段としての市民の「抵抗権」を題材にした小論文が出題された。国を相手取った訴訟や政権批判の投票など合法的な抵抗権と、...
2017/7/25付 半眼で身じろぎもせずに、土俵の下で取組を待つその姿は、まるで悟りを得た人のようであった。大相撲名古屋場所で最多勝記録を更新し、39回目の優勝をも遂げた横綱白鵬である。気高さ...
2017/7/24付 「インスタ映え」がヒット商品づくりのカギだと言われ始めて数年たつ。スマートフォンなどで撮影した写真をネットに投稿、公開できるサービスがインスタグラム。ここで大勢の利用者が感...
2017/7/22付 「不実な野郎だなあ」「てめえのような不実なやつが」――。むかしの落語や講談のたぐいには、昨今はさほど聞かなくなった「不実」という言葉がよく出てくる。言文一致に挑んだ二葉亭四...
2017/7/21付 昭和8年(1933年)。ドイツでナチス政権が誕生し、特高警察に逮捕された作家の小林多喜二が拷問を受け死亡したその年に作詞・西条八十、作曲・中山晋平の「東京音頭」が大流行した...
2017/7/17付 昭和天皇の玉音放送に至るまでの24時間を描いた岡本喜八監督の映画「日本のいちばん長い日」に、印象的な場面がある。東京・市ケ谷の陸軍省の裏庭で軍の機密書類が大量に燃やされ、夏...
2017/7/16付 出だしは不振だったNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の視聴率が、ここへきて上向いている。理由のひとつが、主人公が住むことになった古アパートの住人たちだという。漫画家の卵や毒...
2017/7/12付 1880年(明治13年)、1枚紙の出版物が刊行された。タイトルは「刑罰軽重一覧」。毒物ヲ以テ人ヲ殺シタル者、は死刑。通行禁止ノ禁示ヲ犯シテ通行シタル者、は5銭以上50銭以下...
2017/7/10付 「私をスキーに連れてって」に始まる一連のホイチョイ映画は、大切な何かを「届ける」場面が見せ場になっていた。会社員が商品発表会のために、新作のスキー服を急きょ届ける。学生がミ...
2017/7/9 明治に入って、武士が給与として米や金銭をもらう仕組みは廃止された。代わりに士族が受け取ったのが今でいう国債だ。旧津軽藩士たちはその運用をしようと、銀行の設立を考えた。元家老の大...
2017/7/8付 さすがに華がある――と好意的に見る向きも少なくなかったのだが、いまやその蓮(はす)の花も、人々の期待もすっかりしぼんでしまったようだ。民進党の蓮舫参院議員が、平和の象徴だとい...
2017/7/7付 昭和13年(1938年)7月3~5日にかけ、阪神地区を襲った集中豪雨は700人を超す死者・行方不明者を出した。谷崎潤一郎の「細雪」は、当時の洪水を土用波が寄せる荒海に例えて克...
2017/7/3付 「築地はほんとうにすばらしい所です。私には忘れられない、まったく夢のような日本の思い出です。……私にとっては、世界の博物館のすべてに匹敵しますね」。2009年に100歳で亡く...
2017/7/2付 「夕ぐれになると/私は帰る/東京丸の内の/新しいビルの/新しい女の/新しい職場から/露地裏の/狭い家の/古い家族の/貧しい暮しの中へ」――。詩人、石垣りんの作品「鳥がなく」の...