[春秋要約170606]秋葉原無差別殺傷事件のような欧州でのテロ。悲しみをともにし、抑止に知恵を絞ろう。<40文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/6/6付 歩行者天国にトラックで突っ込んで通行人をはね、さらにナイフで襲う。東京・秋葉原の無差別殺傷事件から8日で9年がたつ。まるでこのときの悪夢が、欧州各国に飛び火したかのようだ。ニ...
No time like the present!!
2017/6/6付 歩行者天国にトラックで突っ込んで通行人をはね、さらにナイフで襲う。東京・秋葉原の無差別殺傷事件から8日で9年がたつ。まるでこのときの悪夢が、欧州各国に飛び火したかのようだ。ニ...
2017/6/5付 明治15年というから135年前のことだ。のちに「柔道の父」と呼ばれる嘉納治五郎は東京・下谷にある永昌寺の一角を借りて講道館を開いた。現在の上野駅からほど近いあたりである。60...
2017/6/2付 「ほととぎす自由自在に聞く里は酒屋へ三里 豆腐屋へ二里」。江戸後期の狂歌師、頭光(つむりのひかる)の作だ。花鳥風月を楽しめる風流な土地は酒屋も豆腐屋も遠くて不便だなあ、という...
2017/6/1付 「金本位制の機能を略述せよ」「現下世界不況の原因を略述せよ」。これらは戦前に大蔵省の採用試験で出た問題だ。昭和9年刊行で、今で言う「就活」指南本の「就職への道」(松永義治著)...
2017/5/31付 民放の女性アナウンサーが以前ラジオ番組で、里帰り出産をした際のこんな話を紹介していた。自分がアシスタントとしていっしょに仕事をしていた放送作家の永六輔さんから、東北の実家に...
2017/5/23付 女子工員たちが昼休みに歌うロシア民謡。寮母さんがいつも口ずさんでいる青春歌謡。NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」に流れる歌に、若い世代も新鮮な印象を抱くらしい。1964年の...
2017/5/18付 1989年は、国内外ともに大きなニュースが重なった。昭和天皇の崩御による平成への改元、消費税の導入、リクルート事件に関連した竹下内閣総辞職、幼女連続誘拐殺人事件……。突発事...
2017/5/17付 「南太平洋の十字路」と呼ばれるフィジー。10年ほど前、地元の人に乗せてもらい、島内を車で走ったことがある。街を抜ければ人家もまばら。信号も対向車も見かけない。ところが小学校...
2017/5/14付 連休中、神戸の地下街でカフェを探した。紫煙をくゆらす客がいる店はすいている。逆にドアに禁煙マークがある所は女性を中心ににぎわっていた。平日だったりすると各店の客層や入りは違...
2017/5/13付 さきごろ華々しく開業した「GINZA SIX」は、いま東京で人がいちばん集まる場所だろう。銀座で最大という商業施設だが、その広いフロアも客でぎっしり。ラッシュアワーの雑踏み...
2017/5/10付 「まことに世は〆切(しめきり)である」とコラムニストの山本夏彦さんが名言を残している。「何も原稿のことばかりではない。浮世のことはすべてそうだ」。おっしゃる通り、およそ人間...
2017/5/7付 一見、アートのようである。東京は中野の宝仙寺や、さらに西の小金井神社に立つ石臼を供養する塚だ。何十台もが小山のように積み上げてある。明治時代までどの農家にもあった家財らしい。...
2017/4/26付 東京・竹橋の国立公文書館での特別展「誕生 日本国憲法」をのぞいた。施行から70年の節目に、館に所蔵される数多くの貴重な資料などで、草案から憲法が生まれるまでを丁寧に振り返っ...
2017/4/23付 何気なく口にして、その香り、その歯触り、その滋味に驚くのがいまの時期のタケノコである。新鮮そうなやつを米のとぎ汁でことこと茹(ゆ)でてアクを抜き、穂先を薄く切って食べるのが...
2017/4/20付 東京都内で会社を経営する男性に聞いた話だ。ある画家に油彩で肖像を描いてもらった。絵が完成するまでの間に不思議なことが起きたという。画布にはまず、祖父にそっくりな人が浮かび上...
2017/4/19付 鏡のような海。この表現がぴたり当てはまるのは長崎県の諫早湾だろう。湾の北側を走るJR長崎本線の車窓にも、南側に敷かれた島原鉄道の行く手にも、にぶく光る真っ平らな海が広がる。...
2017/4/15付 クリを拾いにひとり山へ入った寺の小僧さん。夢中になっているうちに日は沈み、道に迷ってしまった。途方に暮れて歩いていると一軒の家に出くわす。中からは親切そうなおばあさんが現れ...
2017/4/12付 奈良・中宮寺に飛鳥時代の彫刻の最高傑作といわれる国宝・木造菩薩(ぼさつ)半跏(はんか)像がある。レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザにもどこか通じる穏やかなほほ笑み、右手の指...
2017/4/11付 おとといの日曜日、奈良の東大寺へおもむいた。満開のサクラの花と陽気に誘われたか、大変な人出である。しかも、その8割以上は観光で訪れたらしい外国人だ。先端にスマホを固定した、...
2017/4/6付 「四つ辻へ行って、みんなにお辞儀をして、地面へ接吻(せっぷん)なさい。だって、あなたは大地に対しても罪を犯しなすったんですもの」。ドストエフスキー「罪と罰」の終幕で、殺人者の...