酸っぱいのが食べたくなる季節に向けて適当なレシピで刻みピクルスを作る

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梅雨で蒸し暑くなってくると、自然と食べ物の嗜好も変わってきて
酸っぱいものや辛いものが食べたくなる。

梅雨前くらいには実家やご近所さんから玉ねぎをもらっていて
軒先にはネットに吊るした玉ねぎがある。
玉ねぎがたくさんあるとカレーだ!カレーだ!というのが定番だが
子どもがいると子ども用に甘めのカレーも準備しないといけないし
タイ⇒インド⇒日本と違うカレーにしても
日保ちを考えるとそうそう量を作れるものでもないし、さすがに飽きる。

そうこうしているうちに、今の季節になるとぼちぼちときゅうりが出始める。
子どもたちは少しカッパの気があるのかわからないが、
子どもの割にかなりきゅうりが好きなようで、結構な勢いで消費する。

ただ、これも一時を過ぎるとカッパ側の需要よりも
生産チームからの供給過多となる上
畑で見落とされて特大のものが届くようにもなり
冷蔵庫の野菜室の回転率も低下することになる。
すると、相方も消費しきれないストレスで少し機嫌を損ねたりもする。

今はきゅうりも出始めで平穏だし、何となく目新しさもあるので
これからのきゅうり爆撃に備え、私達が消費のために何ができるかを
改めて検討し対策を練るための時期となる。

保存食としてのピクルス

玉ねぎは直射日光にあたらない日陰で吊るしておけば日保ちしてくれる。
ただ、きゅうりとなるとそのまま置いておけないので
保存のために何らかの加工が必要になる。
保存食にするといえば、乾燥させるか◯◯漬けにするか。

栄養のない野菜でギネスにものるきゅうりのことなので乾燥は向かない。
となると漬けるということになる。
食べたいのは美味しいぬか漬けで朝ごはんとかになるけど、
なかなかそこまで手間をかける気力がない。
何より美味しいタイミングが短い。古漬けになると食べる人も量も減る。
保存だけならガッツリ塩をしてと重石を載せて塩蔵という手もあるが、
その後の調理の手間を考えると気が引ける。

そうすると、残るは醤油漬けでキューちゃん漬けにするか
酢漬けでピクルスにするかのどちらかになる。
キューちゃん漬けは、ある程度の量をまとめてやりたいので
当面の選択肢はピクルスのみ。それも手軽さと消費量から刻みピクルスになる。

適当に作って適当に使える刻みピクルス

普通に野菜を丸々使うピクルスももちろんいいけど
「ピクルスを使うぞ、食べるぞ」と思わないとなかなか消費しない。
でも、刻みピクルスなら酸味が合うものなら肉でも魚でも
適当にかけたり和えたりして使える。
ここまできゅうりのことを書いていたが刻みピクルスに最低限必要な材料は

玉ねぎ、好きな酢、砂糖、塩

だけ。

ただ、玉ねぎだけだと味がキツく感じる場合もあるので
次にあるといいな〜と、なるのが

きゅうり、黒こしょう
次点でその他の野菜、ディルや唐辛子、だし系のうま味

となる。

あと、刻むのが面倒なので道具として重宝するのが
IMGP0494 copy

これは、引き出物か何かのポイントで入手した謎メーカーのもの。
多少場所も取るが、餃子なんかを作るときにも便利だし
玉ねぎをみじん切りにしても涙を流さなくてもよいのでいい。
手動のものでも2000円しない。もちろんもっと多機能で電動のものもある。

刻みピクルスの作り方

と、いう程でもないが
今回使った野菜は、玉ねぎ中1個、きゅうり1本、ピーマン2個。
1.洗って刻む
2.タッパーに移して混ぜる
3.ティースプーンに山盛り程度の砂糖、1/4程度の塩を入れる
4.ひたひたになるくらいの酢を注ぎ全体を混ぜる

出来上がりはこんな感じ
IMGP0496 copy

特に火を通すこともないし、野菜から水分が出るので水も使わない。
砂糖も塩も目分量で、必要ならスパイス類も適量ここで入れておけばよい。
酢は穀物酢でもリンゴ酢でも好みに合わせて使えばいい。
全工程20分程度で終了。

刻みピクルスの使い方

作ってすぐは玉ねぎの味が強いけど、半日もたてば馴染んできます。
肉でも魚でもソテーでもフライでも、あっさり食べたければそのまま。
何なら生野菜にドレッシングとしてかけてもいい。
ゆでたまごとマヨネーズをあえてタルタルソースにしてから
フライものにかけてもいいし、サンドウィッチにしても。
ツナとマヨネーズをあわせてもいいし、
カレーあたりの付け合せにして口直し用としても。

とにかくこれからの暑い季節は、どっさりのせてさっぱりどうぞ。