[春秋要約170723]諫言する人のいない安倍政権や日銀。政治、金融とも独走のツケはごめん被りたい。<38文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/7/23付 「諫(かん)」という字は最近では、見かけることが少なくなった。「諫(いさ)める」ともつかい、自分より目上の人に対し改めるべき点をあげて、忠告したりするという意味である。「諫...
2017/7/23付 「諫(かん)」という字は最近では、見かけることが少なくなった。「諫(いさ)める」ともつかい、自分より目上の人に対し改めるべき点をあげて、忠告したりするという意味である。「諫...
2017/7/22付 「不実な野郎だなあ」「てめえのような不実なやつが」――。むかしの落語や講談のたぐいには、昨今はさほど聞かなくなった「不実」という言葉がよく出てくる。言文一致に挑んだ二葉亭四...
2017/7/21付 昭和8年(1933年)。ドイツでナチス政権が誕生し、特高警察に逮捕された作家の小林多喜二が拷問を受け死亡したその年に作詞・西条八十、作曲・中山晋平の「東京音頭」が大流行した...
2017/7/20付 水をため、いつでも使えるようにするダムにならって、企業も設備や資金に一定の余裕を持つべきだ――。松下幸之助氏が「ダム経営」と名づけたやり方を説いたのは、企業トップが政治や経営の...
2017/7/19付 「医」という漢字の旧字体は「醫」である。このややこしい文字は3つのパートから成り立っているそうだ。左上の「医」は隠された場所に弓矢を置いた状態。それに「殳」を加えると、矢を...
2017/7/17付 昭和天皇の玉音放送に至るまでの24時間を描いた岡本喜八監督の映画「日本のいちばん長い日」に、印象的な場面がある。東京・市ケ谷の陸軍省の裏庭で軍の機密書類が大量に燃やされ、夏...
2017/7/16付 出だしは不振だったNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の視聴率が、ここへきて上向いている。理由のひとつが、主人公が住むことになった古アパートの住人たちだという。漫画家の卵や毒...
2017/7/15付 中国を代表する作家のひとりとされた巴金が、2005年に100歳で天寿を全うしたとき。劉暁波氏が発表した文章は痛烈だった。「御用文人」+「政治的飾り物」と断じたのである。表現...
2017/7/14付 甲子園球場での夏の全国高校野球は今年が99回目という。晴れの舞台をめざし、各地で予選がまっ盛りである。関東のある県で炎天下の球場へ足を運んだ。投球が打者の背を通ったり、一塁...
2017/7/13付 昭和の世相史には、しばしば「押し屋」が登場する。ラッシュの駅で、満員電車に客をぎゅうぎゅう押しこむ係のことだ。1955年10月、国鉄新宿駅のホームにアルバイト学生の押し屋が...
2017/7/12付 1880年(明治13年)、1枚紙の出版物が刊行された。タイトルは「刑罰軽重一覧」。毒物ヲ以テ人ヲ殺シタル者、は死刑。通行禁止ノ禁示ヲ犯シテ通行シタル者、は5銭以上50銭以下...
2017/7/11付 福岡県朝倉市の杷木(はき)地区を取材で訪ねたのは昨年春だった。通称「朝倉街道」と呼ばれる国道を1時間ほどバスに揺られた。車窓からは有名な三連の水車も眺められる。「筑紫次郎」...
2017/7/10付 「私をスキーに連れてって」に始まる一連のホイチョイ映画は、大切な何かを「届ける」場面が見せ場になっていた。会社員が商品発表会のために、新作のスキー服を急きょ届ける。学生がミ...
2017/7/9 明治に入って、武士が給与として米や金銭をもらう仕組みは廃止された。代わりに士族が受け取ったのが今でいう国債だ。旧津軽藩士たちはその運用をしようと、銀行の設立を考えた。元家老の大...
2017/7/8付 さすがに華がある――と好意的に見る向きも少なくなかったのだが、いまやその蓮(はす)の花も、人々の期待もすっかりしぼんでしまったようだ。民進党の蓮舫参院議員が、平和の象徴だとい...
2017/7/7付 昭和13年(1938年)7月3~5日にかけ、阪神地区を襲った集中豪雨は700人を超す死者・行方不明者を出した。谷崎潤一郎の「細雪」は、当時の洪水を土用波が寄せる荒海に例えて克...
2017/7/6付 東京都台東区の谷中霊園の一角にはむかし、五重塔があった。江戸時代のはやい時期に建てられ、大火のためにいちど焼け落ちたが、220年ほど前に再建された。この再建事業を題材にして、...
2017/7/5付 戦国の乱世、数奇な運命に生きた女性といえば、織田信長の妹、市とその娘たちであろう。絶世の美女とされた市は最初、近江の浅井家に嫁ぐ。その浅井家が信長に滅ぼされると、武将の...
2017/7/4付 「負けました」。おとといの夜、公式戦30連勝に挑んでいた将棋の藤井聡太四段は投了を告げ、がくりと肩を落とした。午後9時31分。いまや国民的スターとなった14歳の天才が敗北を喫...
2017/7/3付 「築地はほんとうにすばらしい所です。私には忘れられない、まったく夢のような日本の思い出です。……私にとっては、世界の博物館のすべてに匹敵しますね」。2009年に100歳で亡く...