[春秋要約170702]都民の目は公共事業にも身近な生活の場にも向いている。東京都議会議員選挙の行方は。<40文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/7/2付 「夕ぐれになると/私は帰る/東京丸の内の/新しいビルの/新しい女の/新しい職場から/露地裏の/狭い家の/古い家族の/貧しい暮しの中へ」――。詩人、石垣りんの作品「鳥がなく」の...
2017/7/2付 「夕ぐれになると/私は帰る/東京丸の内の/新しいビルの/新しい女の/新しい職場から/露地裏の/狭い家の/古い家族の/貧しい暮しの中へ」――。詩人、石垣りんの作品「鳥がなく」の...
2017/7/1付 熊本生まれの作家、石牟礼道子さんが最近エッセーで明かしている。「幼いころ、この世で一番えらいのは『セイショコさま』という神様だと思っていた」。道普請を請け負う「石屋」の父が畏...
2017/6/30付 ラブ・コネクション。薬物の密輸に使われる手口の一つである。犯罪組織のメンバーが言葉巧みに日本人女性に近づき、恋愛感情を利用して運び屋に仕立て上げる。取り締まり当局から警戒さ...
2017/6/29付 株主総会がなぜ特定の日に集中するようになったかといえば、総会屋対策の意味合いが大きい。多くの企業が同じ日に開くことで、総会屋に乗り込まれ議事を妨害されるリスクを下げたわけだ...
2017/6/28付 「将棋の棋士は一種の聖者」。観戦記者の中平邦彦さんが、随筆でこんな説を紹介している。実力の世界で、禁欲と自己抑制により英雄的な地位を得る。同時に世俗的な関心は薄く、常識はず...
2017/6/27付 滋賀県が繊維産地として発展したのは、琵琶湖の恵みによるところが大きいという。湖面からの湿った空気で近江盆地は適度にうるおい、織物づくりに向いていたのだ。養蚕や製糸の伝統も長...
2017/6/26付 上ル下ル西入ル東入ル。京都の街は住所の示し方が独特で、よそ者はまずこれにまごつく。しかしベテランのタクシードライバーは、客にけっして余計な気を使わせないようだ。「どんなホテ...
2017/6/25付 「まったくもって不名誉なことである」。1年あまり前、まだ米大統領候補だったドナルド・トランプ氏は、大手自動車メーカーのフォード・モーターにこんな言葉を投げつけた。小型車「フ...
2017/6/24付 「私が今死んだら、人はどう思うでしょうか」。おとつい病で亡くなったアナウンサーの小林麻央さんが、昨年つづった文の一節だ。若いのにかわいそう? そう思われたくはない。なぜなら...
2017/6/23付 「写真の中の少年 僕の祖父 何を思っているのだろう」。梅雨の明けた沖縄は、きょう慰霊の日を迎えた。全戦没者追悼式では、県内の学校に通う少年少女らの自作の詩が朗読されてきた。...
2017/6/22付 ある時将棋をさしたら卑怯(ひきょう)な待駒(まちごま)をして、人が困ると嬉(うれ)しそうに冷やかした。あんまり腹が立ったから、手に在った飛車を眉間へ擲(たた)きつけてやった...
2017/6/21付 和洋折衷、白黒つけない。喧嘩(けんか)両成敗――。相反する意見や立場の一方に偏るのではなく、それぞれを調和させるように結論へと持っていく。ときに曖昧との批判を受けたりもする...
2017/6/20付 イソップ物語には、よくアリが出てくる。その日暮らしのキリギリスを尻目にせっせと食糧を蓄え、冬に備える寓話(ぐうわ)はご存じのとおり。動けぬサナギをからかっていたアリが、羽化...
2017/6/19付 前線が沖縄あたりにとどまり、なかなか北上しない。カラ梅雨気味の日々が続く。紫や白の花弁であでやかさを競うハナショウブも、引き立て役の雨の潤いがなくては、物足りなげな風情だ。...
2017/6/18付 とある都心のオフィス。12人で囲める会議室のテーブルは、濃い紺色に銀の線が縦横に走る珍しいデザインで目を引く。実は太陽光発電パネルを再利用したものだという。稼働中のオフィス...
2017/6/17付 イタリア・ルネサンス期の政治思想家マキャベリは「君主論」の中で、国のリーダーは「恐れられる存在であらねばならない」と書いた。なぜ、そう考えたのか。市民の力は侮れない。だから反旗...
2017/6/16付 現在の国会議事堂は1936年に完成したが、それまで帝国議会の仮議事堂は日比谷公園に近い今の経済産業省別館にあった。議場で衆院議員が怒鳴り合ったり、つかみ合ったり芝居じみた振...
2017/6/15付 アルゼンチン生まれの世界的な指揮者ダニエル・バレンボイム氏は11日、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸でタクトを振った。1967年6月の第3次中東戦争、いわゆる6日間戦争でイ...
2017/6/14付 明治2年の春、まだ16歳だった天皇は京都御所をあとに東京へ向かった。前年秋にも、岩倉具視や木戸孝允らおよそ3300人を従えて東京入りを果たしていたが年末にいったん還幸。しか...
2017/6/13付 「もし、天が落ちてきたら」。古代中国、杞(き)の国に心配で夜も眠れぬ者がいた。この故事から無用の心配を「杞憂」という。しかし、この者があの映像を目にしたら「やはり天は落ちる...