[春秋要約170824]「食品ロス」への反省の高まりから、ものを食べ切る気持ちよさを知る時期に来ている。<40文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/8/24付 刺し身やすしを食べるときに、小皿にどのくらい醤油(しょうゆ)を注ぎますか。まあ適当に? 気にしてない? ところが向田邦子さんは子どものころ、少しでも醤油を残すと父親にこっぴ...
No time like the present!!
2017/8/24付 刺し身やすしを食べるときに、小皿にどのくらい醤油(しょうゆ)を注ぎますか。まあ適当に? 気にしてない? ところが向田邦子さんは子どものころ、少しでも醤油を残すと父親にこっぴ...
2017/8/20付 江戸時代に全国を測量し日本地図を作り上げた伊能忠敬の墓は、東京・上野の源空寺にある。隣に眠るのは19歳年下の暦学の師匠、高橋至時(よしとき)だ。忠敬は遺言で、若くして病に倒...
2017/8/19付 吉田戦車さんの「伝染(うつ)るんです。」といえば、平成のはじめに大ヒットした不条理ギャグ漫画である。そこに登場するキャラクターの一つが「かわうそ君」だった。人間と融合したよ...
2017/8/18付 「習近平総書記の成長の道」。そう題した記事が中国共産党系の新聞に載ったのは、先月下旬のこと。題名から容易に想像できるように、共産党の総書記を兼務する習近平国家主席をほめたた...
2017/8/11付 伊丹十三監督の映画「マルサの女」が大ヒットしたのは、ちょうど30年前である。ときはバブル華やかなりし昭和の終わりごろ。カネの亡者たちに立ち向かう、国税局査察部のプロたちの闘...
2017/8/9付 近所のホームセンターをのぞいてみると、なるほど目立つところに並んでいる。アリを駆除するための薬剤やエサの入った容器がずらり。南米原産で強い毒を持つヒアリが各地で見つかってから...
2017/8/7付 川路聖謨(としあきら)は末期の江戸幕府を支えた能吏として知られる。山田風太郎の言葉を借りれば、有能であったのみならず誠実で情愛深くユーモアに富んでいた。江戸無血開城が決まった...
2017/7/29付 企業でいえば最高経営責任者(CEO)と最高執行責任者(COO)、さらに主力工場の工場長が一斉に辞めるようなものだろうか。防衛相と防衛次官、陸上幕僚長がそろって辞任に追い込ま...
2017/7/20付 水をため、いつでも使えるようにするダムにならって、企業も設備や資金に一定の余裕を持つべきだ――。松下幸之助氏が「ダム経営」と名づけたやり方を説いたのは、企業トップが政治や経営の...
2017/7/16付 出だしは不振だったNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の視聴率が、ここへきて上向いている。理由のひとつが、主人公が住むことになった古アパートの住人たちだという。漫画家の卵や毒...
2017/7/12付 1880年(明治13年)、1枚紙の出版物が刊行された。タイトルは「刑罰軽重一覧」。毒物ヲ以テ人ヲ殺シタル者、は死刑。通行禁止ノ禁示ヲ犯シテ通行シタル者、は5銭以上50銭以下...
2017/7/9 明治に入って、武士が給与として米や金銭をもらう仕組みは廃止された。代わりに士族が受け取ったのが今でいう国債だ。旧津軽藩士たちはその運用をしようと、銀行の設立を考えた。元家老の大...
2017/7/8付 さすがに華がある――と好意的に見る向きも少なくなかったのだが、いまやその蓮(はす)の花も、人々の期待もすっかりしぼんでしまったようだ。民進党の蓮舫参院議員が、平和の象徴だとい...
2017/6/27付 滋賀県が繊維産地として発展したのは、琵琶湖の恵みによるところが大きいという。湖面からの湿った空気で近江盆地は適度にうるおい、織物づくりに向いていたのだ。養蚕や製糸の伝統も長...
2017/6/26付 上ル下ル西入ル東入ル。京都の街は住所の示し方が独特で、よそ者はまずこれにまごつく。しかしベテランのタクシードライバーは、客にけっして余計な気を使わせないようだ。「どんなホテ...
2017/6/5付 明治15年というから135年前のことだ。のちに「柔道の父」と呼ばれる嘉納治五郎は東京・下谷にある永昌寺の一角を借りて講道館を開いた。現在の上野駅からほど近いあたりである。60...
2017/6/2付 「ほととぎす自由自在に聞く里は酒屋へ三里 豆腐屋へ二里」。江戸後期の狂歌師、頭光(つむりのひかる)の作だ。花鳥風月を楽しめる風流な土地は酒屋も豆腐屋も遠くて不便だなあ、という...
2017/5/17付 「南太平洋の十字路」と呼ばれるフィジー。10年ほど前、地元の人に乗せてもらい、島内を車で走ったことがある。街を抜ければ人家もまばら。信号も対向車も見かけない。ところが小学校...
2017/5/16付 神経の病気は怖い。たとえば、耳の奥の方でウイルスが増殖した場合だ。聞こえ方が悪くなり、口やまぶたも、うまく動かなくなる。歩くとふらつき味にも鈍感に。症状が次々に広がるのは、...
2017/5/2付 「でもしか教師」という言葉が、かつてあった。戦後復興から高度成長期にかけて、教員の数が足りないため大量採用が続き、さほど苦労せずに小中学校の先生になることができた時代の話だ。...