[春秋要約170330]魔法の手を持ったトランプは大統領令で二酸化炭素排出規制をゆるめ、温暖化は進む。<39文字> #sjdis #sjyouyaku

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2017/3/30付

夢のようだ。指がふれると、リンゴが金にかわった木の枝もテーブルもたちまち、まばゆい黄金になる。うかれるうちに、恐ろしいことに気づく。パンも飲み物も口にできない。娘を抱きしめようとしたら、彫像になってしまう。ギリシャ神話のミダス王の話である。
▼さわる。つかむ。もつ。つくる。ひろげる。人は手をはたらかせて、社会とかかわる。世界もかえてきた。「手にいれる」と、思うままにできる。自由に支配できる。ついには、さわったものをすべて、自分の思いどおりに動かしたくなる。「黄金の手」には、そんなとほうもない願いがこめられているのかもしれない。
▼魔法の手をもった気分だろうか。また、トランプ米大統領が大統領令を出した一時は温暖化対策を引っぱる構えをみせた米国の手のひら返しだ。国内産業を助けるとして、発電所の二酸化炭素の規制をゆるめ、新たな対策もやめるという。わがまま放題、なんでもできる。はしごを外された各国が怒るのもむりはない。
ミダス王はのちに、発言が神の怒りにふれ、動物の耳をもらう。必死に隠しても、草原の風が「王様の耳は、ロバの耳」とつぶやきだす。いまは、風の声だけではすまない。「放言王」がスマホに指先をすべらせ、好き勝手をつぶやく間も、温暖化は進む。とまどう世界はおかまいなしに、異常気象の暴風雨がやってくる

要約

[283/300文字]
人は手をはたらかせて、社会とかかわる。
世界もかえてきた。
自由に支配し自分の思いどおりに動かしたくなる。

また、トランプ米大統領が大統領令を出した。
国内産業を助けるとして、発電所の二酸化炭素の規制をゆるめ、新たな対策もやめるという。
わがまま放題、なんでもできる。
はしごを外された各国が、怒るのもむりはない。

ギリシャ神話で「黄金の手」を手に入れたミダス王はのちに、発言が神の怒りにふれ、動物の耳をもらう。
必死に隠しても、草原の風が「王様の耳は、ロバの耳」とつぶやきだす。
いまは、風の声だけではすまない。
「放言王」がスマホに指先をすべらせ、好き勝手をつぶやく間も、温暖化は進む。
とまどう世界はおかまいなしに、異常気象の暴風雨がやってくる。

[199/200文字]
トランプ米大統領が大統領令を出した。
国内産業を助けるとして、発電所の二酸化炭素の規制をゆるめ、新たな対策もやめるという。
はしごを外された各国が、怒るのもむりはない。

ギリシャ神話のミダス王は、発言が神の怒りにふれ、動物の耳をもらう。
必死に隠しても、草原の風が「王様の耳は、ロバの耳」とつぶやきだす。
いまは、風の声だけではない。
「放言王」がスマホで好き勝手をつぶやく間も、温暖化は進む。
とまどう世界はおかまいなしに、異常気象の暴風雨がやってくる。