[春秋要約170711]福岡県朝倉市が記録的豪雨によって一変。猛暑の中で始まる地域の再建に助力をしたい。<40文字> #sjdis #sjyouyaku
2017/7/11付 福岡県朝倉市の杷木(はき)地区を取材で訪ねたのは昨年春だった。通称「朝倉街道」と呼ばれる国道を1時間ほどバスに揺られた。車窓からは有名な三連の水車も眺められる。「筑紫次郎」...
No time like the present!!
2017/7/11付 福岡県朝倉市の杷木(はき)地区を取材で訪ねたのは昨年春だった。通称「朝倉街道」と呼ばれる国道を1時間ほどバスに揺られた。車窓からは有名な三連の水車も眺められる。「筑紫次郎」...
2017/7/8付 さすがに華がある――と好意的に見る向きも少なくなかったのだが、いまやその蓮(はす)の花も、人々の期待もすっかりしぼんでしまったようだ。民進党の蓮舫参院議員が、平和の象徴だとい...
2017/7/6付 東京都台東区の谷中霊園の一角にはむかし、五重塔があった。江戸時代のはやい時期に建てられ、大火のためにいちど焼け落ちたが、220年ほど前に再建された。この再建事業を題材にして、...
2017/7/3付 「築地はほんとうにすばらしい所です。私には忘れられない、まったく夢のような日本の思い出です。……私にとっては、世界の博物館のすべてに匹敵しますね」。2009年に100歳で亡く...
2017/7/1付 熊本生まれの作家、石牟礼道子さんが最近エッセーで明かしている。「幼いころ、この世で一番えらいのは『セイショコさま』という神様だと思っていた」。道普請を請け負う「石屋」の父が畏...
2017/6/26付 上ル下ル西入ル東入ル。京都の街は住所の示し方が独特で、よそ者はまずこれにまごつく。しかしベテランのタクシードライバーは、客にけっして余計な気を使わせないようだ。「どんなホテ...
2017/6/25付 「まったくもって不名誉なことである」。1年あまり前、まだ米大統領候補だったドナルド・トランプ氏は、大手自動車メーカーのフォード・モーターにこんな言葉を投げつけた。小型車「フ...
2017/6/22付 ある時将棋をさしたら卑怯(ひきょう)な待駒(まちごま)をして、人が困ると嬉(うれ)しそうに冷やかした。あんまり腹が立ったから、手に在った飛車を眉間へ擲(たた)きつけてやった...
2017/6/20付 イソップ物語には、よくアリが出てくる。その日暮らしのキリギリスを尻目にせっせと食糧を蓄え、冬に備える寓話(ぐうわ)はご存じのとおり。動けぬサナギをからかっていたアリが、羽化...
2017/6/19付 前線が沖縄あたりにとどまり、なかなか北上しない。カラ梅雨気味の日々が続く。紫や白の花弁であでやかさを競うハナショウブも、引き立て役の雨の潤いがなくては、物足りなげな風情だ。...
2017/6/13付 「もし、天が落ちてきたら」。古代中国、杞(き)の国に心配で夜も眠れぬ者がいた。この故事から無用の心配を「杞憂」という。しかし、この者があの映像を目にしたら「やはり天は落ちる...
2017/6/10付 トランプ米大統領をめぐるロシアゲート疑惑や英国の総選挙といった世界的なニュースの陰に隠れてはいるが、こちらも一大事だ。プロ野球の巨人軍が1975年に記録した球団史上ワースト...
2017/6/9付 往年のフォークの名曲に「雨が空から降れば」というのがあった。ちょうど今ごろの季節の情景だろうか、別役実さんの詞は、街のさまざまなものがしとしと降る雨に溶けこんでいく様子を描い...
2017/6/8付 経済学の教科書の定番といえばおじさん世代はポール・サミュエルソン。今はグレゴリー・マンキューだ。ブッシュ(子)政権で経済諮問委員会委員長を務めたハーバード大学のマンキュー教授...
2017/6/4付 東京・新宿駅西口の「思い出横丁」は、今も戦後の闇市の風情を残す。副都心の高層ビル街とのギャップが面白いのか。SF映画の名作「ブレードランナー」が描く怪しげな路地を思わせるから...
2017/5/30付 週の初っぱなから、騒々しいことである。北朝鮮がきのう早朝、今年9度目のミサイルを発射した。隠岐諸島から300キロ北に落ちている。日本にとっては庭先のような所だ。イタリアでの...
2017/5/28付 田植えが終わったばかりの瑞々(みずみず)しい光景のなかに、黄金色の「秋」が混じっている。埼玉県の北部、加須や羽生あたりを歩くと出合うのは、新緑と好対照をなす収穫期の麦...
2017/5/25付 学生が角材や火炎瓶を手に機動隊と激突する。そんな時代があったと聞いても若い人には実感がわかないかもしれない。だが団塊の世代であれば様々な光景が目に浮かぶはずだ。東大安田講堂...
2017/5/21付 「世界には4種類の国がある。先進国と途上国、そして日本とアルゼンチンだ」。1971年のノーベル経済学賞を受賞したサイモン・クズネッツは60年代、こんなジョークを口にしたそう...
2017/5/13付 さきごろ華々しく開業した「GINZA SIX」は、いま東京で人がいちばん集まる場所だろう。銀座で最大という商業施設だが、その広いフロアも客でぎっしり。ラッシュアワーの雑踏み...